はじかれるVivaldi

VivaldiでBing Chatを利用しようとすると、 Edgeを使え と言われます。

Bing Chatに限った話ではなく、EdgeやChrome以外のブラウザは受け付けないというサービスも世の中にはそこそこありまして、それ以外のブラウザを利用している人にとっては 生きづらい世の中です。 大げさですね。

今回に関しては、Vivaldiだけが仲間外れではなく、 Edgeしか利用できない という現状になっています。
なんでEdge使わなきゃいけないんだよと、多くの方が思ったことでしょう。

Microsoftってけっこうそういうのありますよね。

WindowsパソコンでデフォルトのブラウザをEdgeから変更するときも、必死になって止めさせようとするし。

なんか 見苦しい感じ がしちゃいます。

Vivaldi側が対応

マイナーブラウザですから、サービス提供側の対応を待つのは、諦めたのと同じことです。
Vivaldi側は、差別は許さないぞと立ち上がりました。

Edgeになる

Version 6.1 にて、Bing Chatにアクセスした際、クライアントヒントをEdgeに変更するようになりました。 Vivaldiは、以前からユーザーエージェントの変更による偽装はお手の物です。

ということで、EdgeのフリをしてBing Chatを使えるようになりました。

Vivaldi から Bing Chat にアクセスできるよう、クライアントヒントを変更 | Vivaldi Browser

ユーザーエージェントについて

今回、クライアントヒントという知らない文字列に出会ったので調べてみました。
今まで、アクセスしているユーザーの情報をユーザーエージェントというもので取得していたのですが、個人が特定出来る情報まで含まれてしまう恐れがあるようで、ユーザーエージェントの内容を削減する方向で動いているようです。
新しいユーザーエージェントの仕様がクライアントヒントらしい。

違っていたらごめんなさい。

Bing Chatの解説

ユーザーエージェントとクライアントヒントは、Web APIの一部であり、サーバーがクライアントに積極的にリクエストすることで、端末、ネットワーク、ユーザー、およびユーザーエージェント固有の環境設定に関する情報を取得することができます1。これにより、サーバーは、よりプライバシーを保護した方法で情報を提供することができます1。
また、User-Agent Client Hintsは、Client Hints APIに新しく追加された拡張機能であり、プライバシーの保護が担保された、人間工学に基づいた方法を通して開発者がユーザーの使用ブラウザーに関する情報にアクセスできるようにします2。
1: MDN Web Docs 2: Chrome Developers

ChatGPTの解説

ユーザーエージェントとクライアントヒントは、ウェブブラウザがウェブサーバーとの通信時に使用する情報ですが、それぞれ異なる目的を持っています。
ユーザーエージェントは、ウェブブラウザや他のクライアントアプリケーションが自分自身を識別するための文字列です。通常、ウェブブラウザはHTTPリクエストのヘッダーにユーザーエージェント文字列を含めてサーバーに送信します。これにより、サーバーはクライアントの種類やバージョン、オペレーティングシステムなどの情報を把握し、それに基づいて適切な応答を返すことができます。ユーザーエージェントは、クライアント自身の特性を示すものであり、サーバーにとっては推測可能な情報源となります。
一方、クライアントヒントは、ウェブブラウザがサーバーに対して自身の特性や要求を伝えるための情報です。クライアントヒントは、ウェブブラウザがサーバーに提供するヒントのセットであり、例えば、ネットワーク帯域幅、画面のサイズ、言語設定などが含まれます。これにより、サーバーはより適切なコンテンツを提供するために、クライアントの環境や要件を考慮することができます。 ユーザーエージェントとクライアントヒントは、ウェブアプリケーションのパフォーマンスやユーザーエクスペリエンスを向上させるために活用されることがあります。サーバーはこれらの情報を利用して、特定のデバイスやネットワーク条件に最適化されたコンテンツや機能を提供することができます。
ただし、ユーザーエージェントやクライアントヒントにはプライバシー上の懸念も存在します。これらの情報が個人を特定するために使用されることを防ぐために、適切なプライバシーガイドラインとセキュリティ対策が必要です。

Bardの解説

ユーザーエージェントとクライアントヒントは、どちらもウェブブラウザがウェブサーバーに送信する情報です。ユーザーエージェントは、ウェブブラウザの種類やバージョン、オペレーティングシステムなどの情報を送信します。クライアントヒントは、ユーザーエージェントの情報を補足する情報で、画面サイズ、CPUアーキテクチャ、言語設定などの情報を送信します。
クライアントヒントは、ユーザーエージェントよりも正確な情報をウェブサーバーに送信することができます。そのため、ウェブサーバーは、クライアントヒントを使用して、ユーザーのウェブブラウザに最適化されたコンテンツを配信することができます。
例えば、クライアントヒントを使用して、ユーザーの画面サイズを検出し、画面サイズに応じたコンテンツを配信することができます。また、クライアントヒントを使用して、ユーザーのCPUアーキテクチャを検出し、CPUアーキテクチャに最適化されたコンテンツを配信することができます。
クライアントヒントは、ウェブサーバーがユーザーに最適化されたコンテンツを配信するために、重要な役割を果たしています。

政府がOpenAIに注意喚起

生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について(令和5年6月2日) |個人情報保護委員会

個人情報保護の観点から、懸念事項をまとめてOpenAIに注意喚起をした模様です。
上記リンクにPDFファイルがあるので、詳細はそちらをご覧ください。

利用者に対しては、個人情報、社外秘情報等を生成AIに突っ込まないようにと書かれています。
当たり前の話ですが、気軽に情報提供しちゃう人たちが居るのも事実でしょう。
また、生成された内容についてもファクトチェックの必要性を謳っています。

生成AIは便利で面白いサービスですけど、使い方をくれぐれも間違わないようにしましょうね。