仕事もプライベートも冴えないおじさんが、高校時代のマドンナに偶然遭遇。
勇気を振り絞って話しかけるものの、相手は自分のことをこれっぽっちも覚えていません。
自宅に戻ったおじさんは、彼女のことを調べ始めます。
SNSから情報を探し出し、ノートに彼女が好きなもの、嫌いなもの等、いっぱいメモしていきます。
彼女が働いているレストランを訪れて話しかけたり、よく行くバーで待ち伏せしたり。
もう、すっかりストーカーです。
そしてついにおじさんがやってしまいます。
彼女に麻酔薬を注射して、勤務先の地下に作り上げた檻の中へ運び込むのです。
でも、おじさんは彼女を襲ったりするわけでは無いんです。
接触さえもしません。
口にするのは 「君を助けたい」 という、今の状況と真逆の言葉。
これは一体何を意味しているのか。
ここから先は心理戦の様相も呈してきます。
「助けたい」 というおじさんも必死だし、逃げ出したい彼女も必死。
静かなドキドキ感が続く、面白い作品でした。
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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