ワールド・ウォーZ
世界の終焉を描くパニック映画で、主演は Brad Pitt です。
もう40歳ですけど、まだまだ若いですな。男前は良いですな。
テレビのCMでもけっこう流れていて、配給会社も力が入っているなと思っていた作品で、楽しみにしながら観てみたら、ゾンビ映画でした。
あらまぁ。
有名俳優を主演に抜擢し、さらに莫大な費用をかけて制作されたゾンビ映画。
そんなのゾンビ映画じゃない。
と、思いつつ観ておりましたが、そこそこ面白いところもありました。
実際はゾンビ色の強さよりもコンテイジョンのようなパンデミック系かなって。
この作品のゾンビは走ります。
今でこそ走るゾンビも珍しくはなくなりましたが、過去に観たどの作品よりも走ります。
しかも、超速い。人間の1.5倍から2倍くらいのスピードですからたまったもんじゃありません。
猛獣のように、獲物(人間)を狩っていきます。なんか、新鮮でした。
でも、私はフラフラ歩くゾンビが好きです。
他の見どころは、ゾンビタワー。
ゾンビが侵入できないようにもの凄く高い壁を作ったのですが、大量のゾンビがそこに群がります。
ゾンビがゾンビを踏み台にしながら、どんどん上に登って行き、ゾンビタワーが完成。
見事に壁を越えていきます。
もうひとつは飛行機のシーン。
はるか上空で飛行中の機内にゾンビが登場。(隠れてた)
襲われた乗客が次々とゾンビ化していくんですが、密室ですし、逃げ場も無い状況です。ドキドキ。
最後は手榴弾を投げて飛行機の胴体に風穴を開け、そこに吸い込まれるようにゾンビたちが消えていきます。
ゾンビだけじゃなくて、人間も吸い込まれていった と思われますが、 触れてはいけないところ だと大人な私は思いました。
他のゾンビ映画と決定的に違うのが、グロくない ところ。
血しぶきブシャー とか、腕がもげる とか、頭がちょん切れる とか、内臓が・・・ とか、そんな表現はありません。
ゾンビ映画として考えると、これはいかがなものかとも思えますが、逆に考えればそういったものが苦手な方でも安心して観られるゾンビ映画という、新たなジャンルを作った画期的な作品と言えなくもないような、そうでもないような。(どっちだよ)
映像は圧巻です。
さすが 200億円かけた だけあります。
いたるところで、こんなのどうやって撮ったんだと思ったのですが、全部CGなんですね。
昨今のVFXは凄いです。 ちびりそうです。
VFXの紹介動画がありましたので貼っておきます。
是非ご覧ください。
映像については大変満足しましたが、映画そのものは普通かな。
特にクライマックスのショボさが・・・。
映像が凄かっただけに、そのショボさが際立ってしまいました。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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