父親を殺された少女が、その仇を討つために保安官を雇って犯人に迫っていく西部劇です。
保安官を演じたのは名優 Jeff Bridges で、前年の クレイジー・ハート に続いて2年連続でアカデミーの主演男優賞にノミネートされました。さすがの演技です。渋いです。
作品そのものはリメイクらしいのですが、監督が Coen兄弟 ということもありましたし、アカデミー賞の10部門にノミネートされたということで、かなり注目しておりました。
そして、その期待を裏切らない面白さでした。
繰り返しになりますが、 Jeff Bridges が良いですね。
印象的だったのが、仇を探しているときに立ち寄った一軒家の軒先で、馬にチョッカイ(軽くいじめてた)を出していたその家の子供を蹴飛ばし、馬を逃がしたシーン。さらに用事を済ませて帰るときにも蹴飛ばす念の入れよう。
子供を蹴飛ばすのはどうかとも思いますが、命あるものに対する接し方を、彼なりに(荒っぽく)教育したというのがよく分かる場面でした。
最後の少女を抱えて走るシーンも素敵です。
多くの方におすすめできる映画だと思います。
Matt Damon のヘナチョコレンジャーも良い味を出しています。
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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