エンド・オブ・ザ・ワールド
スペイン産の作品。
見知らぬベッドの上で目を覚ました主人公。
泥酔していたせいで、昨夜のことは全く覚えていませんが、どうやらここの住人である女性と関係を持った様子。
ベッドから身を起こしてキッチンへ向かうと、その相手である女性が出迎えました。
男 「ちょっと携帯を貸してくれないか、俺のは電波が通じなくて」
女 「あら、私の携帯も同じだわ・・・」
男 「じゃあ、家の電話を借りるよ」
男 「ん?これも通じてないな・・・」
女 「テレビも映らないわ・・・」
女 「そういえば、やけに静かね」
女 「いつもなら、外が騒がしいはずなのに」
外の様子を見に、ベランダへ向かう2人。
女 「誰も居ないわね・・・」
男 「あれは何だっ!!」
空には巨大な宇宙船が浮かんでいます。
近隣の住民は警察先導のもとに避難をしたんですが、この2人は泥酔していたために避難勧告に気付かず、ぐっすり寝続けていたというわけ。
さて、2人の運命は・・・。
という感じの作品です。
宇宙船は、ベランダから1/3くらいしか見えません。
ゆっくり回転をしていますが、それ以外の動きは一切ありません。
不気味なほどに静かです。
得体の知れない宇宙船の出現による恐怖。
自分たちだけ取り残されたという絶望感。
とは書きましたけど、わりと呑気な2人です。
そこに隣の部屋に住んでいるオタク男子と、女性の彼氏が登場します。
みんなが女性を狙っているという四角関係の中、ストーリーは進んで行きます。
シュールです。
恐怖感はまったくありません。
最後まで宇宙人も出てこないし、宇宙船の動きも無いという、潔さに感服しました。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆