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ビフォア・ドーン

BEFORE DAWN ビフォア・ドーン [DVD]

ビフォア・ドーン

別居中の夫婦が、その関係を修復するために子供たちを 祖母 に預け、2人だけの週末を過ごす旅行に出掛けます。
森の中にあるコテージを借り、ワインを飲みながらいろんな話をします。
でも、別居しているだけあって、良い雰囲気のまま1日が終わることなく、最後は喧嘩に近い状態で別々の部屋で休むことに。

夜中、唸り声のようなものを聞いた 奥さん がベッドから身を起こし、窓から外の様子を覗います。
視線の先にチラッと人影のようなものが見え、すぐに木々の中へ消えていきました。
慌てて 旦那さん のところに行って声を掛けますが、こんな山の中に人なんかいるわけないだろう と言われ、奥さん 寝ボケたのかしら と再びベッドへ。

翌朝、起床と同時に 奥さん ひとっ走りしてくるわ と外へ。

気持ちの良い朝。
静かな森の中を走っていると、前方に人影が。
走る速度を緩めながら注意深く観察していましたが、その人影が急に自分の方へ 唸り声をあげながら走ってきました。 (全速力で疾走するタイプです)

必死に逃げましたが、残念ながら捕まってしまって、足を かぷり と。

それでも振りほどいてコテージに避難。
事情を聞いた 旦那さん が警察に連絡しますが、順番に対応しますから という気のない返事。しかも、電話を切られちゃう。
祖母 へ電話をしてみますが通じません。

傷口を消毒し、病院へ行こうと 奥さん へ提案するものの、警察が来るまで外へは出たくない と。
警察は来ないんだよ と説得を試みますが、気分が悪いから横になりたいとベッドにゴロン。

あとはご想像の通りです。
病状が悪化し、ゾンビになるわけですね。

わけがわからない 旦那さん は、奥さん を地下室へ閉じ込めます。

そこに現れた通りすがりの男性。
ゾンビが大量発生している街から逃げてきたとのこと。

話を聞いてみると、バーの主人がお客さんのお腹に手を入れて内蔵を食べているところに遭遇し、目が合ったというのですが、襲われなかったそうです。しかも、そのときの主人は正常に見えたと。

これを聞いた 旦那さん、この症状が発症したとしても、人間を食べれば元に戻るのかもしれないと考えます。

奥さん も人間を食べれば・・・。

この瞬間、通りすがりの男性を見る目つきが明らかに変わりました。

果たして・・・という作品。

最後に子供(お姉ちゃん)と連絡がとれます。
おばあちゃんが出掛けちゃって、子供2人で待っているけど、弟が寂しくなって泣いていると。
電話越しに慰めているところに パリィン というガラスの割れる音、パパ、怖い、助けてー というの悲鳴、唸り声、大きな物音が続けざまに聞こえてきました。

直接的な映像よりも、ここが一番辛いところでしたね。
子供を絡めるのは反則です。

作品としては、まぁまぁかな。
登場人物も少なく、予算も少ないであろう作品。
こじんまりとしながら、ポイントは押さえているので無理なく観られます。
夫婦のぎこちなさや、旦那さん のダメっぷりがちょっとイラッとしますけどね。

評価 6点
★★★★★★☆☆☆☆


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