私は男である。

小さいころ、親戚が集まって食事をしていたときの話。
食事の済んだ私が、自分の食器を片付けようとして立ち上がると
「男の人がそんなことするものじゃありません。座っていなさい」
と、親戚のおばさん達にたしなめられました。

もうひとつ、昔の話。
「男は人前で泣くんじゃない」
泣いている私に、そう諭した人がいました。

私は男である。

どちらの言葉も古いと思う。
時代の流れに逆らっていると思う。

そう思うけれど、心のどこかでは
「やっぱり男はそういうものなのかな」
と思う自分もいる。

私は、男である。
これから先も、ずっと、男である。

2004.9.2