私の中にいる

私の中にいる
黒澤いづみ

母子二人暮らしのアパートで発見された、女性の変死体。亡くなっていたのは母親、そして殺してしまったのは、日々虐待を受けていた小学生の娘だった。事件以降、“人”が変わったような言動をとりはじめる少女。何かが、おかしい。原因は過度の精神負荷による、解離性同一性障害……多重人格のせいなのか。では――「私の中にいる」のは、誰? 『人間に向いてない』で注目の著者が、読者に突きつける社会の底。

こちらも面白かったです。
人間に向いてないと同様にありえない設定なんですが、読んでいるうちに「もしかしたらありえるのかも・・・」と思えてくるのですよね。

不思議な世界観を持っていて好きな作家さんです。
次の本を読んでみようとAmazonで探しましたが、どうやら著書はまだ2冊のみのようです。

2018年、2020年とリリースされていて、その後少し期間が空いていますね。
ちょっと心配しつつ、次回作を期待しています。