時は1997年。僕は東大理科三類の一年生で、夜八時に教養学部図書館を訪れ、閉館まで勉強する奇妙な生活を送っていた。閉館後は渋谷で同じ理三の仲間と議論を交わしながら、食事をしたり酒を飲んだりする日々……ある日からボーイッシュな雰囲気の女性が夜の図書館に訪れるようになる。彼女はいつもサングラスに黒いコートという出立ちで、難解な物理学の専門書を読んでいた。僕は彼女と話していくうちに、その圧倒的な世界観に夢中になる。天才とは何か、この世界に隠された秘密とは……? 実話をもとに描き、東大生のリアルが垣間見える仕上がりとなっている。
東大医学部卒医師が、学問の本質を追求した結果生まれたSFファンタジー。天才と秀才の邂逅を描いた異色の青春物語。

なんかすごい話だった。
3次元まではわかるけど、4次元から7次元まで話が展開され、さらにウラ3次元とかも出てきて、脳みそが悲鳴をあげました。

とはいえ、全体的には面白かったです。
ちょっと切ない恋物語。