ほねがらみ

ほねがらみ
芦花公園

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。読者の皆さんとこの感覚を共有したい」――大学病院勤めの「私」の趣味は、怪談の収集だ。知人のメール、民俗学者の手記、インタビューの文字起こし。それらが徐々に一つの線でつながっていった先に、私は何を見たか!? 「怖すぎて眠れない」と悲鳴が起きたドキュメント・ホラー小説。

怪談収集が趣味の医師。
聞き集めたバラバラの話が除々に繋がり始め、いつの間にかその怪の中心に自分が立っている。
薄気味悪さに読者も震えるホラー小説です。

著者、芦花公園(ろかこうえん)のデビュー作です。 昨日まで「あしばなこうえん」だと思っていました。すいません・・・。
このデビュー作は2021年出版なので、たぶんまだ若い作家さんだと思います。

異端の祝祭極楽に至る忌門と読んできて3冊目。
異端の祝祭はシリーズものなので続きをチェックしようかしら。

評価

4点 ★★★★☆