おどろしの森
おどろしの森
滝川さり
滝川さり
尼子拓真は新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。だが家の中でお香の匂いや女の笑い声がし出すように。なぜかそれは拓真にしか感じられず、霊能者にも異常ないと言われてしまう。この家に隠された秘密とは。
著者はデビュー作、「お孵り」で第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞(読者賞)を受賞している方。
新築の建売住宅を購入した一家を襲う怪異の話。
その怪異はなぜか自分(拓真)と息子しか分からず、女性霊能者からは気持ちの問題と言われる始末。
なかなかおもしろいお話でした。
読んでいて、澤村伊智著の比嘉姉妹シリーズがよぎりました。
同シリーズが好きな方にはオススメかな。
評価
4点 ★★★★☆