恋に至る病

恋に至る病
斜線堂有紀

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。 その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。 善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。 「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」 変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着く地獄とは? 斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!

おもしろかったです。
あれってどういうことかな?と、読み終わってからネットを見て回ったら、いろいろな解釈の仕方がありまして。
白黒はっきりしているものも切れ味よくて好きですが、読み手側であれこれ想像し、自分の納得できる解釈にできる、こういう作品も好きです。

以前読んだ 🔗 廃遊園地の殺人 も楽しめたので、他の作品にも手を伸ばしてみようかしら。

評価

9点 ★★★★★★★★★☆