悪いものが、来ませんように
悪いものが、来ませんように
芦沢央
芦沢央
自分の娘への強い愛情を抱える奈津子。助産院の事務をしながら、不妊と夫の浮気に悩む紗英。二人の異常な密着が恐ろしい事件を呼ぶ。「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」話題作、ついに文庫化!
ところどころで感じる微妙な違和感。
最後にそれが明らかとなるわけですが、とてもおもしろかったです。
作品の中で描かれる純粋でまっすぐな親子愛。
でも、他人から見るとひどく歪で。
切ない。
「最後まで読んだら、絶対もう一度読み返したくなる」
たしかにね。
評価
9点 ★★★★★★★★★☆