この前、テレビでやっていた話。
イタリアで昔よく放送されていた催眠術の番組がありました。
ゲストに催眠術をかけて犬にしてみたりして、人気も高かったようですが、ある事件をきっかけに、テレビでの催眠術ショーは自粛という形になったそうです。
問題となったのは、会場に向けて行った 「手が額にくっついて取れなくなる」 というもの。会場では手が取れなくなる人が続出して、大成功です。
そのとき、テレビの前で同じように額に手をくっつけて観ていた男の子がいました。
「本当にくっついた」 と驚く少年に対して、早く寝なさいとテレビを消したお父さん。
それに対して少年が言います。
「手がとれない・・・」
術師が催眠を解く前にテレビを消したため、くっついたままになってしまったのだとか。
そんなバカなと、力任せに引っ張ってみたり、石鹸を塗りこんでみたり、いろいろ試したけれども効果はあがらず、けっきょく病院へ。
医師が筋肉の緊張を緩める注射を打とうとしたところで、お父さんが気付きます。
「そうだ、催眠術師だ!」
さっそくテレビ局に電話して、催眠術師と連絡をとることに成功。
すぐに来てくださいと頼むものの、急いでも翌日の朝までかかってしまう場所に居た術師は、電話越しに術を解いてみると言い出して、少年に話始めます。すると、何をやっても離れなかった手が、あっさりと離れたのでした。
実は、少年以外にも手がとれなくなった人たちがけっこういたようで、この事件をきっかけに自粛の方向へ動いたそうです。
催眠術が効きすぎて危ないって。
日本でも昔はよくこの手の番組があったように思いますが、放送されなくなったのは関係があるのでしょうか。
番組の最後に、少年へのインタビューがありました。(今は立派に成長して、かなりイケメンの男性)
そこへあのときの催眠術師が登場しました。
初対面に感動して抱き合う2人。
ここまでは良かったんですが、催眠術師が 「もう一度、あの催眠術をやってみようか」 と言ったのには驚きました。
表情を強張らせながら 「怖い」 という青年。(そりゃそうだろう)
「もう大人なんだから怖がらなくていい」 と説得して実行。(えー)
そして、今回もあっさり催眠術にかかったのでした。
すぐに解いてもらえたけどね。
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