ゾンビ映画界の巨匠、 George A. Romero 監督の作品です。
1968年、28歳のときに初めてのゾンビ映画を世に送り出し、その後40年にわたってゾンビ映画を撮り続けている筋金入りのゾンビ監督。
とある大学で、卒業制作としてホラー映画を撮影していた学生数名と教授1名。
撮影の合間にラジオから流れてきた奇妙なニュース(死体が生き返った)を聞き、デマだろうと思いながらも、気味が悪いのでそれぞれの実家へと帰ろうということになり、キャンピングカーに乗り込みます。
途中、事故車があってブレーキを踏むと、そちらから1人の男性が歩いてきました。
ゾンビ登場です。
さて、彼らの運命は・・・という感じの映画。
卒業制作の映画でカメラマンを担当していた子は、この奇妙な出来事を全世界へ配信したいと、常にビデオカメラを回し続けます。
きっと、ブレア・ウィッチ・プロジェクト(未見)とか、クローバーフィールドとかのように、その場に自分(観ている人)も居る感覚、臨場感を演出するためのアレなんでしょうけど、この作品では、目の前で友達がゾンビに追いかけられているのに、助けもせずにずっと撮影してたりして、臨場感の前にイヤな感じです。
いまやデジカメの普及率はすごいだろうし、ビデオカメラだって所有率はかなりのものでしょう。携帯のそれも加えれば尚のこと。
「ファインダーを覗くと傍観者になってしまう」 ことに対してのメッセージもあったのかもしれません。レビューサイトに書いてありました。
観ていて不可解だったのが、ゾンビに噛まれた人がゾンビ化するのは定石ですが、この作品ではそうでなくても死亡したらゾンビになるという点。
普通に病死でもゾンビになるんです。私の既成概念かもしれませんけど、劇中でもとくに説明がなかったので、ここが少し気になりました。
ゾンビに追われる恐怖もそれほど無かったし、ちょっと中途半端な作品でした。
評価 3点
★★★☆☆☆☆☆☆☆
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