サロゲート
ロボット工学が急速に進歩した近未来のお話。
この時代の人々は、自分の分身であるロボットを所有しており、全ての活動を、そのロボットを通して行っています。
本人はリクライニングチェアに腰掛けて寝ているだけ。自分の神経とロボットが繋がっているので、自分の思う通りにロボットの操作が可能です。
自分の代わりに出勤して仕事をこなし、アフターは友人達とパーティー。
その全ての実体験をロボットを通して、寝ている人間が得ている。
ロボットのデザインは好きに行えますので、スタイルも顔も良い美男美女ばかり。
生身の人が外に出ないので、殺人事件は何年も起きていません。犯罪そのものが激減しました。
また、万が一、ロボットが事故に遭っても、操作している人間には全く影響が出ない安全設計。
映画のストーリーとか、そんなところはハッキリいって イマイチ でしたけど、こんな世界に住んでみたいなと思いながら観ていました。
この危険がいっぱいの時代に、安全が保証された中での活動。しかも、自分は家で寝ているだけ。
ものぐさで臆病な私にピッタリではありませんか。
全てがうまく回っている。
そんなときに事件が起きました。
ある2体のロボットが何者かによって壊されました。
事情を聞くために警察が所有者を訪ねると、目、鼻、口などから血を流して死んでいる所有者の姿を発見。
もう1人の所有者も同様でした。
これまでロボットに起きた障害が人体に影響を及ぼすことなどなかったのに・・・。
ロボットの所有者を殺害する何らかの方法、武器が開発された?
全人類の危機です。
立ち上がったのは警察官の トム・グリアー(Bruce Willis) 。
彼のロボットは珍しいことに美男子ではなくて、ほぼ本人と同一に造られています。
唯一違うのは、髪の毛フサフサ というところ。
全ての人がロボットっぽく見えるのは、メークの効果かしら。
顔の無いむき出しロボも格好良かったです。あとで調べたら、ターミネーターチームなんですね。
この作品で一番面白かったのは、キャッチコピーかもしれません。(これも今知りましたが)
「この男、何回世界を救えば気が済むんだ」
たしかに。
評価 5点
★★★★★☆☆☆☆☆
http://www.youtube.com/watch?v=ZH43LVtaXV8
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