お通夜が終わって、親族で食事をしていたときに おじさん が 「この前、○○温泉に行ってきたけど、ぬるかった」 と言い出しました。
すると、従兄弟の お兄ちゃん が、 「家でお湯の温度を43度に設定していると嫁に熱いと怒られる」 と続けます。
私も 「おとんが入った後は、みんな熱くて入れないんです」 と訴えました。
おじさん 「やっぱり、別府の温泉は熱いんだな。小さい頃からそれに慣れちゃってるから・・・」
そんな話をしながら、今朝のお風呂のことを思い出していました。
起床と同時にウキウキしながらお風呂へ行きましたが、 熱くて入れなかったのです。
水を入れられるのですが、蛇口を最大に捻ってもそんなに出てこないので、湯船のお湯をぬるくするのには相当な時間が必要となります。お湯、いっぱいだったし。
仕方なく、洗面器にお湯を汲み、そこへ水を入れてぬるくしたお湯を身体にかけて温まりました。
翌朝。
この日も朝からお風呂へ。
そして、 昨日の朝と同様に熱い。
昨夜の話を聞いていなかったら、やっぱり洗面器にお湯を汲んで・・・としたんでしょうが、“別府の温泉は熱い” という認識を新たに持ち、別府の人たちはそれに当たり前のように入っていることを知り、 同じ人間が入れるのであれば、私だって入れるだろう と、意を決して、そろーりと足を滑り込ませました。
熱い。
湯船の中で全身の力を抜いてリラックス・・・なんて出来るわけもなく、全身に力がこもった体育座り をしたまま、まったく動けません。
少しでも動けば、身体の回りに張られた膜が破れ、ものすごい熱さのお湯に襲われます。身体をプルプルさせながらこの試練に耐え、お風呂から上がった私の身体は 真っ赤 でした。
私が服を着ていると、昨日の おじさん が入ってきました。
挨拶を交わした後、 「お先に失礼します」 と私は外へ出ました。
お風呂の中から、ザバーン という音と同時に 「あっぢぃぃぃ~!」 という叫び声が。
お葬式の一連の儀式が終わって、セリーグのクライマックスシリーズを観ていた時、おじさん が口を開きました。 「今朝の風呂、尋常じゃないくらい熱かったよな」
その場に居た、おとん、従兄弟のお兄ちゃん、私が揃って 「そうそう!」 と言います。
今朝は、1番最初に従兄弟の お兄ちゃん が入り、すぐあとに おとん が来て、2人は一緒に入っていたそうです。あともう1人、 近所のおじさん が居たとのこと。
お湯をかぶった時点で、いつもよりちょっと熱かった のですが、2人が身体を洗っている間に、どんどん温度が上がり、おとん が入ろうとしたときにはかなりの熱さで、 さすがにためらった ようです。しかし、先に浸かっていた 近所のおじさん は平気な顔をしていた(激熱になる前から入っていたので、徐々に上がる温度に慣れていたのでしょう)そうで、自分も 我慢して入った と言っていました。
そこから少し遅れて入ろうとした従兄弟の お兄ちゃん は大変です。もっと熱くなっていますから。でも、2人が入っているのに 自分だけ熱くて入れないというのもシャクだ と思って、こちらも我慢して入ったそうです。 「まったく動けんかった」 と従兄弟の お兄ちゃん 。
おとん が出るときに、後の人が大変だろうとお湯の蛇口を少し絞ったとのことですが、 できれば完全に閉めて欲しかったです。
その後に私が入り(体育座り)、おじさん が入って(叫び声)。
みんなその熱さに驚愕しながらも、意地っぱりなのか、湯船に浸かっているところが面白いですね。
おじさん は言いました。 「お風呂が熱いときは、つむじにそのお湯をかけるといい。そうすると身体がその温度になれるから」
そうなのかもしれませんが、 今朝のようなお風呂ではムリだと思います。
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