ウォッチメン
アメコミものです。
原作はかなり有名なもので、アメコミ史上最高と評されることもあるそうです。
昔々、法で裁くことのできない悪に対し、ミニッツメン という覆面をかぶった自警団が独自に制裁を加えて、民衆からヒーローと崇められていました。
しかし、悪の組織からの報復で殺されたり、彼ら自身が法を犯しているということで逮捕されたりして、事実上解散しています。
その後、第二期のチームとして、ウォッチメン が結成されます。このときのメンバーは、特殊能力を持っていたり、スーパーマンのような者もいたりして、一期メンバーよりも強力なチームとなっていました。
さらに年月が流れ、ウォッチメン のほとんどが引退をしている現代へと時が流れます。
ある夜、殺人事件が起きました。
殺されたのは、ウォッチメン の1人 エドワード・ブレイク (通称 コメディアン)。
それを知った同じく元メンバーの ロールシャッハ は、調査に乗り出します。そして、これは ウォッチメンの抹殺計画 であることを知り、かつての仲間たちへ注意を促すために訪問をしていきます。
この映画、原作を知らないと全然分からんですよ。
上に書いたの、wikipedia 見ながらですから。
話の途中で解説してくれることもありますが、これ何?と思っても、分からないままストーリーが進んでいくのでストレスが溜まります。
残忍で容赦のない ロールシャッハ と、すぐに 股間を露出させる Dr. マンハッタン はキャラとして良かったと思います。モザイクかけなくていいのか、アレ。
わけわからんまま進んだストーリーの最後は、ちょっと考えさせるようになっていましたね。
今ある平和に対して、嘘の理由を信じているのが幸せなのか。
それとも事実を知って、多くの犠牲を無にするのが幸せなのか。
ウォッチメン の多くは前者を望みましたが、ロールシャッハ の手記から後者になってしまいそうなところでエンドロール。
ちょびっとだけ良い所もありましたけど、いかんせん意味が分からんのと、話が長い(2時間半)のがたまりません。
良い映画って、話が長くても時間を感じず(或いは実時間よりも体感的に短く感じる)に楽しめるんですけど、これは実時間以上の長さを感じました。
原作をよく知っている方か、暇で暇でしようがなくて、なんとか時間を潰したいという方にはオススメします。(でも、他のことをしていたほうが有意義です)
評価 3点
★★★☆☆☆☆☆☆☆
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