ゼブラーマン
バラエティ番組でよくお見かけする 哀川翔さん が、主演100本目 (凄いな)を記念して出演したのがこちらの作品です。
ちなみに彼の作品を観たのはこれが初めてです。ごめんなさい。
小学校で3年生の学年主任を務める市川先生( 哀川翔 )が主人公。
地味で暗いので生徒ウケが悪く、同じ学校に通っている息子はそれが原因でいじめられっ子です。
高校に通う娘は中年のおじさんと遊び歩き、奥さんは不倫中という、まさに崩壊寸前の一家です。
主人公の趣味は、子供の頃にTVで観たゼブラーマン(視聴率がとれず、数回の放送で打ち切り)になること。
夜、部屋に篭ると、自分で裁縫した衣装を着て、鏡の前でポーズをとって遊んでいます。 現実逃避気味なのだと思われます。
ある日、学校に転校生がやってきました。
担任の先生が休みで、代わりに授業をすることになった市川先生がクラスを見回していると、転校生がノートにゼブラーマンの絵を描いていることに気付きました。
放課後に話を聞くと、なんと彼もゼブラーマンが好きだと言います。何十年も前の番組で、しかも低視聴率だったはずなのに何故知っているのだろう・・・そんなことは考えず、彼と友達になることにしました。
夜、いつものようにゼブラーマンのコスプレをしていた市川先生は、ふと転校生のことを思い出します。
この格好を見せたら喜ぶかな。そう思って、転校生の家に向かって歩き出します。
でも、そんな格好を人に見られたら怪しすぎるのは重々承知しているので、人通りの少ない道を選び、人の気配がすれば隠れて、少しずつ歩を進めていくのでした。
「キャー」
女性の悲鳴が聞こえました。
場所は近くのようです。
普段なら絶対に行かないはずですが、ヒーローになっていて気持ちが大きくなっている市川先生は、声の聞こえた方へ向かいました。
倒れている女性のそばに誰か立っています。
頭にカニの被り物。
こ、こいつ、もしかして同類!?
そんなことを思ったのかは知りませんが、市川先生は向かっていきました。
宇宙人だとも知らずに・・・。
ゼブラーマンは超人でもロボットでもなく、ただのコスプレした人間です。
バットマンに近いかな。ただ、あちらはお金持ちで、科学力もあるのでアイテムが凄い。
そのせいか、ゼブラーマンを応援したくなっちゃうのですね。
おもいきりB級で、けっこう面白かったと思います。
邦画もなかなかやるじゃないと。
この作品を観ていて気付いたのですが、字幕の出ない作品というのは周りが静かじゃないとダメですね。泣いているゆーちゃんを抱っこして観ていたときは、何を言っているのか全く分かりませんでした。その点、字幕は 聞こえなくても話が分かる という優れモノです。
人気があったようで、続編が作られましたね。
そちらも観てみたいです。
「白黒つけるぜ!」
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
http://www.youtube.com/watch?v=dyggpWz3fkw
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