デイブは宇宙船
Eddie Murphy が主演のコメディ。
宇宙から小さな隕石が地球に向かって飛んできました。
その隕石は、人工衛星にぶつかって軌道を変え、とある家へ一直線。
その家では天体望遠鏡で空を眺めるのが好きな内気な少年と、女手ひとつで少年を育てている画家のお母さんが住んでいました。
少年がいつものように望遠鏡を覗いていると、遠くに赤い点が見えました。
あれは何だろうと見ていたら、その赤い点はどんどん大きくなり、自分のところに向かってきているのに気付いて大慌て。
窓を突き破って家に飛び込んだ隕石は、金魚蜂の中にポチョンと落ち、赤く熱せられた表面はジューっという音を伴って黒く変色しました。
そして、不思議なことに金魚蜂の水が、その隕石に吸い込まれていったのです。
3ヵ月後。
またまた宇宙から隕石が飛んできて、自由の女神像の足元に落ちました。
地表との衝突で起きた砂煙が引いていくと、クレーターの中に人間が1人。直立不動の姿勢で、頭を地面に突き刺しています。
動き出したその人間は中年の男性。
まったくの無傷です。
実はこれ、宇宙船。
中に小さな宇宙人がたくさん居て、船を操作しています。
宇宙船のモデルであり、船長なのが Eddie Murphy です。
自分達の惑星が瀕死の状態になっている彼らは、3ヶ月前に送った隕石でその窮地を脱しようとしていたのですが、予定外のこと(人工衛星にぶつかって目的とは違うところに飛んでいった)が起こってしまい、直接地球へやってきたのでした。
人間の文化や思想をよく知らない宇宙人が、人間の中に紛れて四苦八苦するという、ドタバタコメディであり、人間って欠点だらけだけれど、良いところもあるんだよというようなメッセージも込められているように思います。
この作品、アメリカ本国では全然ヒットしなかったみたい。
私的にはけっこう面白くて、何度も吹き出しました。途中から観た のぶりん も笑っていることが多かったように思います。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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