ICHI
お久しぶりの邦画です。
以前、CGの歴史とその技術の進歩についてまとめられたドキュメンタリー番組を観ていたとき、ハリウッドが主体(ピクサーとかね)の構成だったんですが、この「ICHI」が日本代表という意味合いか分かりませんが、取り上げられていました。
そういった経緯がありまして、今回観ることにしたのであります。
行方知らずの父を探す、盲目の女旅芸人「 市 」を 綾瀬はるか が演じます。
盲目で、さらに女性(しかも美人)ということで、悪い男が寄ってきたり、トラブルに巻き込まれるのは日常茶飯事。
できるだけ人との関わりを持たないよう、ひっそりと生きる 市 ですが、いざというときは父から教わった 逆手一文字斬り で、悪人をバッサバッサと斬り捨てます。
あるとき、男3人に囲まれていると、そこに1人の男が割って入ってきました。
名は 十馬 (とうま)。 大沢たかお が演じています。
十馬 は10両を男たちに渡して、この場は見逃してくれと懇願するものの、悪人はそんなこと聞きません。
10両も、女ももらっていくと言い出し、刀を抜きます。
十馬も対峙しようと腰の刀に手をかけますが、震えてしまって刀が抜けません。
笑いながら襲いかかる3人。
万事休すの 十馬 。
市 が動きました。
悪人の1人が倒れます。
続けざまに残り2人も斬り倒し、市 は杖で足元を確認しながら、無言のままその場を離れていきました。
十馬 は 市 を追いかけて・・・。
そんな感じの映画です。
十馬 って真剣にトラウマがあって抜けないだけで、実は藩の武術指南役の家に生まれた武術のエリート。
市 の心を開かせようと、木刀で対決をするシーンがありますが、 十馬 が勝っています。
ヘタレシーンの多い 十馬 ですが、この設定は 後半で大活躍の予感。
と、思っていたら、そうでもなく。
なんだか、途中までは面白くなりそうな展開だったのに、終盤はどんどんテンションが落ちていくような映画でした。
映画そのものは置いといて。
池のほとりで、市 と 十馬 が静かに話すシーンがあります。
このときの 市 の横顔が、あまりに美人すぎて見惚れてしまいました。
綾瀬はるか のファン、もしくは 美しい女性が見たい という方にだけオススメします。
評価 4点
★★★★☆☆☆☆☆☆
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