フッテージ
ベストセラー作家の エリソン(Ethan Hawke)ですが、最近は鳴かず飛ばずの状況で、生活も苦しめ。
そんな彼が一念発起して、新しい環境で仕事をするんだと、家族を連れて引っ越しをしました。
引っ越し先は、殺人事件があった家。
家族のうち、幼い子供1人を残して全員が殺されたといういわくつきの家です。
そして、その幼い子供は行方不明。
犯人も捕まっていません。
エリソン は家族の誰にもそのことを話さず、引っ越しをしてきました。
エリソン の仕事部屋は普段から鍵がかけられています。
その部屋の壁には殺人事件の現場となったこの家を中心にした地図と、殺された家族の写真、当時の新聞記事・・・その他、事件に関係するあらゆる情報が貼られています。
そう、彼はこの事件の真相を暴き、作品として世に公表するつもりなのです。
ある日、屋根裏部屋に入ってみると、そこに8mmの映写機と数本のフィルムがありました。
殺された一家の持ち物であることは明らか。
エリソン はそこに何か事件のヒントでもないかと、仕事部屋に運び込み、8mmを回し始めました。
カタカタカタ という乾いた機械の音とともに、スクリーンに薄ぼけた映像が映し出されます。
大きな木が1本。
そこに4人が1列に並んでいます。
異様な光景だというのはすぐに分かります。4人とも麻袋を被っているのです。
映像が進むと、4人の身体が宙に浮き始めました。どんどん上がっていきます。
よく見ると、それぞれの首にロープが巻かれています。
足をバタバタさせますが、しばらくして全員の動きが止まりました・・・。
この木は見覚えがあります。
裏庭にある木です。
なんと、ここで起きた殺人事件の映像なのでした。
誰が撮影したのでしょう。
他のテープを観てみると、そこには別の一家の映像が。
そして、こちらも同様に一家が殺される瞬間が記録されていました。
さらに次のテープにも・・・。
恐ろしくなった エリソン はそこで観るのをやめたのですが、その後、家の中で異変が起こるようになり・・・。
って感じの作品です。
8mmが良い味を出していました。
なんか、欲しくなりますね。
自宅が映画館みたいで素敵です。(作品中は不気味でしたけど)
わりと素直なホラー作品で好感が持てます。
しかも、最後にそうくるかってね。
なかなかおすすめであります。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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