4:44 地球最期の日
テレビのアナウンサーが言います。
「明日、地球が最後の日を迎えます」
以前から、深刻な問題として取り上げられていたオゾン層の破壊ですが、いよいよ現実のものとなりました。
こんなときって、スーパーヒーローが現れて地球の危機を救ってくれるものですが、この作品は違います。
あくまでもリアリティを追及しているので、ヒーローなんか出てくるはずがありません。
もう何もかもが手遅れな状況で、みなさん諦めの境地であります。
愛する家族とともに過ごす人、自らの手で命を絶つ人、アルコールや薬で気を紛らわす人など。
こんな状況に置かれたら、何かしら特別なことをするよりも、普段と変わらない生活を送る人が多かったりするんでしょうかね。
自分だったらどうするかなと、ちょっと考えさせられましたけど、けっこう辛いです。人類滅亡の辛さではなくて、退屈な作品を観続ける辛さ のほうです。娯楽として映画を観ている私にとっては、かなり詰まらない作品でありました。
主演が Willem Dafoe だったので最後まで観ましたけど、そうでなかったら30分持たないかな。
本作では、遠くの友人や家族と連絡を取る手段として、やたらとskypeが登場します。
提携でもしているんでしょうか。それとも、海外では普通のことなんでしょうか。気になりました。
評価 4点
★★★★☆☆☆☆☆☆
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