キャリー
1976年の作品です。
子供の頃に観て以来だと思いますので、かなりお久し振り。
高校ではクラスメートに虐められ、家では狂信的な母親から虐待されるという、どうしようもない状態の キャリー ですが、あるとき自分に超能力が備わっていることに気付き、それを使って身を護るようになっていきます。
卒業の時期になり、周囲で話題となっているプロムも、自分には関係無いわと思っている キャリー に、イケメン君から誘いが。
実はコレも計画された虐めで、プロムのベストカップル賞に キャリー とイケメン君が選ばれるよう仕組まれており、『いろんなことがあったけど、今は人生で一番幸せ!』 と喜ぶ キャリー を地獄に叩き落すつもりです。
そして、計画は見事成功しますが、プッツンした キャリー が・・・。
最後のシーンが強烈に印象に残っていたせいで、キャリー 自身がとても恐ろしいように記憶していましたが、改めて観ますと、かなり可哀想な女の子でした。
いつも泣いて、怯えている キャリー が、初めてプロムで笑顔を見せます。辛い出来事を乗り越えた人にしか出来ない表情で、観ているこちらとしては、やっと キャリー も報われたって気持ちになって嬉しくなりますが、最後にさらなる虐めが待っているんですよね。
恐怖よりも、深い悲しみでいっぱいの作品であります。
誰も救われないしね。
キャリーを演じたのは Sissy Spacek です。
彼女の作品とあまり接点がないのが残念ですが、アカデミー賞の主演女優賞に6度ノミネートされ、1度受賞している演技派女優さんです。(キャリーはノミネートのみ)
あと、若かりし頃の John Travolta も出演しております。
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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