概要
肥満症に悩む若い女性二人がファーストフード会社を訴えたニュースを目にして思いついてしまった最高で最悪のアイデア。
「1日3食X30日間ファーストフードを食べ続けたらどうなるか?」
監督自ら実験台となって映画を作ってしまう!前人未踏!監督自ら体当たりした人体実験ドキュメンタリー。
Prime Video
感想
驚いたのが、2004年の作品であったということ。数年前に話題になった映画だと思ったんですけど、歳を取るとそのあたりの感覚は無いに等しいですな。恐ろしいものです。
肥満社会である自国アメリカの現状とそこから見えてくる未来を知ってもらおうと、監督(Morgan Spurlock)自身が1ヶ月間の全食事をマックにし、さらにアメリカ人の平均的な消費カロリーにするため、運動はせずに万歩計で歩数制限まで。
開始前はまさに理想的な体型、健康状態だった彼ですが、1ヶ月で10キロ以上の増加とコレステロール値などの大幅な増加等、見事な太り具合でした。(何をどれくらいの量食べるかにもよるでしょうけどね)
その急激な太り方と、検査の値により、心疾患のリスクが高まり、肝臓へのダメージも見て取れたため、かなり早い段階で医師からマック生活をやめるように勧められています。(3人の医師と1人の管理栄養士に協力を仰ぎ、体調管理をしながら挑戦)
映画はマックが悪いんだという単純なことを言いたいのではなく、病気になってからでは遅いよということを訴えていました。アメリカ人(に限らず)が、使うお金や時間は、病気を改善するほうが圧倒的に多く、健康を維持するというのがおろそかになっている。
小さい頃から、健康に対する知識を身に付けるべきだと。食育、運動の大切さをアメリカは見失っていると。
作品に対して、賛否両論あるでしょうが、健康に対して改めて考えさせられるきっかけとなりました。
出演
Embed from Getty Images評価
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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