ザ・モンスター
母親はアル中でヘビースモーカー。
娘はまだ小さいのに自分のことは後回しで、家のことを優先する偉い子。
皿洗いや、飲み散らかしたビール瓶の片付けとか、黙々と行います。
この日は、離れて暮らす元夫へ娘を送り届ける約束をしていましたが、アル中の母親が起きなくて、出発が大幅に遅れます。
そのわりに 「支度出来てるの?」 と起きるなり娘に言うダメっぷり。
「もう出来てるよ、ママの分も」 と答える健気な娘。
出発が遅れたため、深夜になってもまだ到着しません。
人通りの無い暗い山道を走っているときに、道に飛び出してきた狼を轢いてしまいます。
衝撃で車が故障したため、レッカーの要請をしながら、外に出てヘッドライトで照らされた狼を見ると、事故とは別の怪我があることに気付きます。
大きな動物に噛まれたような痕。
気味が悪いと思いながら車に引き返し、ふと視線を狼のほうへ向けると 狼がいません。
たしかに死んでいたので、自分で動くはずはなく・・・。
途中で度々、母娘の過去の様子が挟み込まれます。
これが、なかなか良いんですね。
ただのホラー映画ではなく、母娘の心のすれ違いを描いた作品となっています。
好きなタイプです。
少女役の子の演技が素晴らしいなと思いながら観ていましたが、スタンドオフの子ですね。
そして、赤毛のアンを演じた子ですね。
Ella Ballentine 注目です。
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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