メガ・スパイダー
最近観た映画の中でも、オープニングは秀逸な出来栄えで、3回観直しちゃった。
目を覚ました男の顔が写しだされ、ゆっくりとしたまばたき。
そして、ゆっくりと起き上がります。
まぁ、スローモーションなんですけどね。
そのスピード感にマッチし、優雅なBGMが流れる中、彼は歩いていきます。
彼が向かう方向からは、大勢の人々が恐怖に満ちた表情で、走ってきます。
彼はそんな人々の間を、ゆっくりと歩いていきます。
脇では軍隊が上空に向かって一斉射撃をしています。
彼は立ち止まり、上空に視線を・・・。
っていうのがオープニングなんですけどね、良いですよ。
はい、賢明な皆さんはお分かりですね。
そうです、見所はそこだけです。
オープニングで期待しちゃいましたが、B級作品だと思ってみれば、それなりの完成度かと思います。
メガスパイダーって言うくらいですから、もの凄く大きなクモなんです。
B級作品の予算では、そのクモのCGにあまりお金をかけられなかったんだろうと容易に想像はつきますが、この作品の素晴らしいところは、そのクモをこれでもかと見せつけるんです。
よくある手は、画面を暗くして(夜とか、洞窟の中とか)、その物体がよく見えない状況を作り出すんですけど、この作品は違います。
真っ昼間!
そして、ドアップ!!
潔いね。
この監督さん、素晴らしいと思います。
評価 5点
★★★★★☆☆☆☆☆
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