モーガン・ブラザーズ
そんなジャンルがあるのか分かりませんが、端的に表現すると スプラッターコメディ です。
野菜が良く育つ有機肥料の製造販売をしている企業、モーガン・ブラザーズ。
大変評判の代物で、大手との契約を結んだばかりです。
名前の通り、モーガン兄弟 が2人きりで運営している小さな会社です。
なぜ、そんなに野菜が良く育つのか。
それは、 人間をミンチにして肥料に混ぜているから。
作品中では詳しい説明がありませんでしたけど、というか知りたくもないですが、しきりにこの兄弟が カリウムが豊富 と言っていたので、それが何か関係あるのかもしれません。
でも、よく分かりません。
ある日、モーガン・ブラザーズ の弟である ジム が、納品のために車を走らせていると、道端の木に激突しているトラック を見付けました。
周囲をキョロキョロしながら近付き、運転席を開けると血まみれの男が、どすん と地面に落下。
しめしめ、死んでいるぞ と、ジム は男を自身の車の荷台(扉付きのタイプ)に詰め込みます。
会社へ向かう道すがら、エンストを起こしている車を取り囲んでいる3人組(男性2人、女性1人)を発見。
ジム が運転している車に乗せて欲しいと懇願され、魔が差したのか、ジム はOKしてしまいました。
元来、ジム はお人好しで、ちょっと足りないところもあります。
女性は助手席に、男性2人は荷台に乗ってもらうことにしました。
荷台には死体が積んであるんですが、他の荷物で隠してあります。
ジム が女性と楽しくおしゃべりをしている頃、荷台の中では大騒ぎ。
舗装されていない田舎道を走っていたため、振動によって積み荷が崩れ、中から死体がこんにちは したのです。
さて、3人の運命は・・・って作品。
ジム はお人好しで、兄は対照的に残忍な性格。
元々、人肉を肥料に混ぜることも兄の考案です。
ジム も犯罪者であることに変わりないんですが、なんだか応援したくなる人の良さがあって、そこがまた妙に面白かったりします。
オーストラリア産の作品で、2013年シッチェス映画祭ミッドナイトエクストリーム・グランプリを受賞しています。
スプラッターが苦手な人はちょっとアレですけど、けっこうオススメできるかも。
いや、やっぱりダメだ。
グロい(笑)
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