ゾンビ・リミット
ゾンビの発生によって、1億人もの死者を出した人類ですが、ただでは起き上がりません。
ゾンビ菌を無効化するワクチンを作り出したのです。
感染直後にこのワクチンを投与されると、ゾンビ化せずに済みます。
但し、効力は24時間であり、毎日このワクチンの投与を続ける必要があります。
世間はその人々をリターンドと呼び、差別対象としていました。
差別がありながらも、数年間は管理が行き届いていたのですが、最近になってワクチンの製造数が激減しているという噂が立ち始めました。
実は、このワクチンは死亡したリターンドの骨髄から採取されており、ゾンビに襲われる人が減った今、採取の機会も減っているのです。
リターンドの治療に当たる医師の リー は、その立場を利用しながら、ワクチンをコツコツと入手してストックします。
製造数が減るとともに入手にかかる金額も高騰していきますが、それでもコツコツと続けます。
付き合っている彼がリターンドなのです。
世界中で、いよいよワクチンの入手が出来なくなると、各国の政府はリターンドを強制的に収監所へ集め始めました。
リー とその彼氏が所有するワクチンは約100本。
言い換えれば3ヶ月の命。
現在、人工的にワクチンを製造する研究がされており、完成が近付いているとも言われています。
収監所では、ろくに管理もされず、ワクチンも与えられずに殺処分されているとも。
リー は彼氏を匿いながら、人工ワクチンの完成を待ちますが・・・という作品。
なんか、終わりが ミスト ですね。
信じていた人に裏切られたり、不慮の事故もあり。
絶望の中、最悪の選択をするわけですが、その直後に・・・って。
ゾンビの登場は少なかったですけど、なかなか面白い作品でした。
映像にも凝っている監督さんなのかな。時々、あっ、キレイな撮り方って感じました。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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