ファイティング・ダディ 怒りの除雪車
もう、タイトルが良いですよね。
怒りのって付いているから、Seagal かと思いましたけど違いました。
ノルウェー産の作品で、各国でいろんな賞を受賞しております。
警察からの連絡で、息子が薬物中毒で死亡したことを知った老夫婦。
「息子は薬物をやるような人間ではない、絶対にウラがあるはずだ」 と、父親が警察に捜査を依頼しますが、警察は動いてくれません。
警察に任せることは諦め、父親が独自に調査を開始します。
すると、息子は麻薬組織に殺された ことが分かりました。
ここから父親は私刑を始めていきます。
組織の下っ端から始まり、徐々に中枢へと近付いていくのですが・・・。
父親は悪人を殺すと、その死体を滝へぽいっと。
画面には墓標みたいに十字の絵と、死んだ男の名前が出ます。
重厚なBGMとともに。
1人2人とやっていくうちに、これがなんだか ツボ にハマるんですよ。
ジワジワくる映画です。
ちなみに副題の「怒りの除雪車」というのは、この父親が除雪車の運転手であることから。
ですから、悪党退治に除雪車も活躍します。
最愛の息子を失ったことから、母親がどんどん壊れていくのが辛いですね。
私刑を続けていくわけですが、奥さんはもとに戻らない。
幸せな家族生活は二度と戻らない。
悲しさと虚しさと、やりきれなさの残る作品です。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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