ゾンビ・クエスト
本日もお届けします、ゾンビ映画。
こちらはコメディ要素が非常に強くなっていますので、悲壮感とか全然ありません。
主人公は冴えないサラリーマンの アジズ 。
彼は以前から同僚の女性 テス に想いを寄せていましたが、テス は職場のみんなが憧れる高嶺の花。とても自分にチャンスは無いだろうと諦めているのですが、あろうことか彼女のほうから 「今夜食事でもどうですか?」 とお誘いがありました。
その様子を見ていた上司は途端に機嫌が悪くなります。(こちらも テス に気がある)
先程から アジズ にやたらと電話が入ってくるのに気付いていた上司は、次に電話が鳴ったときに アジズ より先に受話器を取ります。
「何度電話させるんだよ、仕事やめて早く遊びに来いよ!」
バカンス中の兄です。
受話器を叩きつけた上司は 「お前、クビ!」 と アジズ に言い放ちます。
あまりに理不尽ですが、腹を立てた アジズ は兄の元へ。
「兄さんのせいでクビになったじゃないか!」
「良かったな、仕事なんてポーイだ」
兄は持っていたボールを放り投げたのですが、ボールはギャングの彼女に命中。
怒ったギャングと喧嘩になって、巻き込まれた形の アジズ も一緒に警察のお世話に。
留置所で落ち込んでいると 大きな地震 が起きます。
その影響か、留置所の鍵がカチャリと開きました。
シメシメと、勾留されていた全員がそこから抜け出し、警察署の外まで出てみると、えらいことになっていました。
車はひっくり返り、あちこちで火事が起き、道路はゴミや建物の破片だらけ・・・。
ようやく1人の老婦人を見付けて声を掛けますが、いきなり襲いかかってきました。
ゾンビの世界へようこそ。
アジズ が携帯の留守録を聞くと、「アジズ、助けて・・・」 と テス のメッセージが入っていました。
彼女は会社のビルに1人取り残されているようです。
「僕は彼女を助けに行く」
アジズ は兄たちに反対されながらも会社へ向かいますが・・・という作品です。
女性警官役の Gigi Ravelli が可愛いです。
最後までずっと活躍してくれますので、非常に楽しめました。
やはりこういう魅力的な方がいると作品の評価も変わりますね。(変えるなよ)
頼りない アジズ も、徐々にたくましくなっていって良かったです。
なかなか面白い作品でした。
ちなみにオランダ産です。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
コメントを残す