舞台は超高層ビルのエレベーターの中。
投資会社が開催するパーティーに参加する人たちが乗っています。
そこには投資会社の社長とその孫娘。投資会社で働く数名の社員、そのお客さん、ビルの警備員、余興のため呼ばれたコメディアンなどがいました。
上階のパーティー会場へ向かっているのですが、なんせ超高層ビルですから、なかなか到着しません。閉所恐怖症であるコメディアンが神経質になっていると、いかにもなんかやりそうな意地の悪い面構えをしていた社長の孫娘が、非常停止ボタンをグッと押し込みました。
ガクンと大きく揺れてエレベーターが止まります。
孫娘がボタンを押す瞬間を目撃していたコメディアンが激しく罵りますが、他の大人たちになだめられてひとまず落ち着きます。
その後、パーティー会場が行われている階数のボタンを押してみますが、うんともすんとも言いません。
社長が意地になってカチカチ連打しますが、やっぱり何も起きません。
ここにきてようやく非常ボタンを押し、管理会社の人と話をします。
すぐにメーカーに連絡して救助しますという言葉とは裏腹に、一向に救助はやってきません。
重い沈黙の中、お客さんである老婦人が社長に向かって口を開きました。
息子は戦争で亡くし、息子が生きがいだった主人は、それから塞ぎ込むようになったと。
それでも小型船舶を購入して夫婦で旅行するという夢を実現させるために頑張ってきたが、あなたの会社に騙されてその夢も失った。
そして、自殺したんだ・・・と。
最終的に投資するかどうかの判断と責任はお客様にありまして・・・と社長と社員が説明していると、老婦人の容体が急変。
心臓発作を起こして、そのまま亡くなりました。
気になったのは、亡くなる直前に言った言葉。
「復讐のために爆弾を持ってきた」
故障したエレベーターから脱出する術もなく、しかもこの密室に爆弾があるという恐怖。
さて、乗客はどうなるんでしょうか・・・という作品。
老婦人と投資会社のことだけ書きましたが、ここに乗り合わせた人たちは他にもいろんな繋がりがあったりします。
なんでそんな偶然が重なるのかよく分かりませんが、とにかくそういう話だったので仕方ありません。
最後のほうで、かなりの グロ があります。
あなたのスプラッター耐性が問われます。
ということで、苦手な方はやめておきましょう。
そもそも、 そんなに面白くもないし。 (言っちゃった)
評価 5点
★★★★★☆☆☆☆☆
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