チャンプ
2回目の鑑賞です。
前回観たのはホームページを始める前でしょうか。自分のレビューを探してみましたが、見付かりませんでした。
泣ける映画として評判の作品です。
私ももちろん泣きました。2回目でもやっぱり泣きました。
シングルファーザーとして幼い息子の世話をしながら厩舎で働いている ビリー(Jon Voight) は、ボクシングの元世界チャンピオン。
そんな輝かしい過去を持つ ビリー ですが、ギャンブルとアルコールが大好きな典型的ダメ親父でありまして、息子の T.J.(Ricky Schroder) にいつも苦労をかけています。
T.J. は、本当に ビリー の息子なのかと疑ってしまうほど出来た子で、普段は ビリー と同じく厩舎で黙々と働いています。酔っぱらった ビリー の介抱も嫌がらずにするし、少しずつ貯めたわずかな貯金を ビリー がギャンブルのために盗んでも文句ひとつ言いません。
「チャンプ!チャンプ!」 と子犬のように ビリー を追いかける T.J. を見ていると、ダメ親父であっても、 T.J. からすると世界一のパパなんだということがよく分かります。
さて、ストーリーですが、ある日ギャンブルで儲けた ビリー が、T.J. に馬を1頭プレゼントして、後日レースに出場することが決まりました。
「T.J.は最年少の馬主だぞ!」 と ビリー が大騒ぎし、T.J. もノリノリ。
そこに1人の貴婦人が現れます。本当に偶然だったのですが、ビリー の元奥さんなんです。T.J. には 「 ママ はT.J.が物心付く前に死んじゃって、天使になったんだよ」 と言っていましたが、その天使が登場です。
別れてから音信不通で一切の関わりがなかったのに、この偶然をきっかけに T.J. を自分のところに引き取ろうと ママ は頑張り始めちゃいます。
納得のいかない ビリー でしたが、ひょんなことから暴力事件を起こしてしばらく拘留されるハメになり、こんなダメ親父よりも金持ちの母親といっしょにいるほうが T.J. のためになるんじゃないかと、 「お前なんかいないほうがいいんだ!」 と、わざと T.J. にきつくあたり、ママ の元に行くよう強引に説得して行かせます。(もう、泣けますよ)
釈放され、競馬場のスタンドをブラブラ歩いていると T.J. がやってきました。
「僕、どうしてもチャンプといっしょにいたい!」 と泣きながら抱きつく T.J. 。もう確信犯ですな。
2人の生活が再スタート。
これまでと違うところは、ビリー がトレーニングを始めたこと。
何か変えなくちゃいけない、T.J. にまっとうな教育を受けさせたいという想いから、リングに復帰することを決意します。
対戦相手は現在の世界チャンピオン。 ビリー は現役を離れて久しい中年親父。
実力差は明白。掛け率でも圧倒的な差です。
クライマックスでまた泣けるんですけど、そこまで書いちゃうとこれから観る人に怒られちゃうのでこのへんで。
ストーリーはさておき、T.J. の演技が素晴らしいです。反則レベルです。
泣きたい人におすすめの作品。特に男性に。
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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