EVA
ロボット工学が進んだ世界。
技術的なところだけではなく、外見についても目覚ましい進歩を遂げ、お手伝いロボットなどはもはや人間そっくり。
故郷から遠く離れた場所で生活していた アレックス に、以前在籍していた大学から連絡が入ります。
実は、仲間内から天才と呼ばれていた アレックス は、この大学である研究をしていました。
それは 自我を持つロボット の開発。
前回は途中で投げ出してしまったのですが、今回改めて教授から要請があり、久し振りに大学を訪れます。
そこで、もう一度挑戦してみないかと教授から誘われ、渋々了承。
但し、教授は男の子のロボットを希望しましたが、アレックス は女の子が良いと突っ撥ねます。
割と従順な男の子には面白味が無く、気難しい女の子のほうが楽しいと。
アレックス は見本となる女の子を探しに街に出ます。
子供が集まる公園で子供たちを観察していると、みんなから離れて、1人で飛んだり跳ねたりしている女の子を発見。
これは面白いと、じぃっと見続けていると、その女の子が視線に気付きました。
「変質者なの?」
「いや、これは仕事で・・・」
最悪な出会いでしたが、その後仲良くなった2人。
エヴァ というその子に協力してもらいながら、アレックスはロボットの製作に入りました。
その日の夜、兄から食事の誘いを受けた アレックス が、兄の家を訪れると、そこには エヴァ の姿が。
そう、エヴァ は兄の子だったのです。
しかも、ややこしいことに奥さんは アレックス の元彼女(ラナ)です。
その後、さらにややこしいことに アレックス が寄りを戻そうとして、それを兄に見付かって殴られたりします。
その上、ラナ から エヴァ の 出生の秘密 を打ち明けられたりして、色々と修羅場です。
以下、おもいきりネタバレしますけど・・・。
エヴァ は、アレックス と ラナ の子供だった・・・と予想したんですけど外れました。
実は アレックス が途中で投げ出した研究を ラナ が継いで、完成させていたのです。
ビックリな展開でした。
エヴァ の誕生については教授も知っていました。
本来は、国だか役所だかに申請をして人間と共に生活をする許可を得ることが必要となります。
ただ、自我を持った エヴァ は人間に危害を与える恐れがあるということで許可が得られませんでした。(だから エヴァ が存在しているのは違法なのよね)
女の子の気難しさから許可が得られなかったと信じている教授が、頑なに男の子のロボットに拘っているのはそういう理由でした。
最後、自身がロボットだったということを知ってしまった エヴァ が、ショックから雪山に向かって走っていきました。
ラナ が追いかけたんですが、崖のそばで足を滑らせた彼女が命を落としてしまうという悲しい事故が起きてしまいました。
これは事故だったんですが、エヴァ と一緒に居た ラナ が死んでしまったという事実から、教授は アレックス の元に向かい 「エヴァを解体しなくては」 と告げます。
これまでは見逃してきましたが、もうこうする他ないのです。 「私がしましょうか?」 「いえ、僕がやります」 と アレックス。
アレックス と エヴァ は最後どうなるんでしょう・・・という感じで終盤を迎えていきます。
メロドラマ的なところは、もっと端折っても良かったかなと思いますが、なかなか面白い作品でありました。
エヴァ役の女の子 Claudia Vega が可愛かったです。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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