トロール・ハンター
モキュメンタリーです。
タイトルでしっかりバレているので、包み隠さずに言います。
大学の課題でドキュメンタリー番組を作ることになった大学生が、トロール退治をしているといういかがわしいおっさんを追ったモキュメンタリーです。
おっさんから 「コレを身体中に塗れ」 と言われて、ものすごい悪臭を放つベタベタ(トロールの体液とのこと)を塗り、いざ撮影開始。
森の中に深く入って行くおっさんを、一定の距離を空けながら付いていく大学生たち。
「逃げろー!」
大声で叫びながら、突然大学生たちのほうに向かって猛ダッシュしてくるおっさん。
呆気にとられる大学生たちですが、おっさんの背後にあるたくさんの巨木が、メキメキと音を立てながら倒れるのを目にして、何かえらいことが起こっていることに気付きます。
トロール登場です。
トロールは妖精です。
妖精っていうと可愛らしいイメージがありますが、トロールは可愛くありません。
サイズは大小様々ですが、大きいものになると何十メートルもあります。
トロールは紫外線が苦手なので、襲われたら大量の紫外線を浴びせて倒します。
若いトロールは爆発し、老いたトロールは石になります。
普段、トロールは自分たちのテリトリーから出てこないため、人類との共存が可能ですが、時々そのテリトリーから出てくるトロールをこのおっさんが秘密裏のうちに始末しています。ノルウェー国家の超極秘事項であります。
ということで、本来であれば撮影などもってのほかなんですが、国家に対する不満(主に給料が安い)が爆発しかけているおっさんは、そんなこと知ったことじゃありません。国家に対して盛大に裏切ったというわけです。
こんな映画です。
まさにB級ですけど、トロールが意外にしっかりと作られていて、とても好感が持てました。
もっとトロールが暴れまくって、トロール対人類みたいな感じになったらドキドキしたかもね。
退屈ですけど、なかなか面白かったです。
評価 6点
★★★★★★☆☆☆☆
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