オーストラリアのジャングルで行われている野生ワニの見学ツアー。
定員10名~15名ほどのボートに乗って、ワニが棲む川を往復します。
いつものように船長の ケイト がボートを操縦しながら、時々現れるワニについて解説をし、観光客はそのスリリングな体験を満喫していました。
折り返し地点に到着し、あとは来た道を1時間かけて戻るのですが、ここで観光客の男性が声をあげました。
「今、救難信号らしきものが見えたんだが・・・」
彼が指差す方向を見ますが、何も見えません。
「見間違いじゃないの?」
「いや、たしかに見たんだが・・・」
そう言っている最中に、また救難信号が打ち上がり、これは全員が目撃するところに。
ケイト は渋る観光客たちを説得して、信号の上がった場所を目指してボートの向きを変えました。
「このあたりのはずなんだけど」
ボートを停めた ケイト がつぶやき、周囲を確認します。
すると、川の中に船体の一部らしきものが見えました。
「もしかして、この」
どかーん!
ボートが大きく揺れ、その一部が破損しました。
どんどん浸水してきます。
このままでは沈没してしまうということで、すぐ目の前にあった川の真ん中の小さな島に上陸。
いったい何が起きたんだとパニックになりながら、どかーん となったあたりを見つめる観光客たち。
そこにちらっと ワニの尻尾 が見えました。
もう、さらにパニックです。
ボートはもう使い物になりません。
無線機も水に浸かってしまい役立たず。
携帯電話も電波が入らない。
救難信号の入った箱は、流れていきました。
助けを呼ぶことができない状況です。
しかも、この川って満ち引きがあるんです。
ということは、この島って・・・。
そう、時間とともに川の中に・・・。
さて、どうしましょうという映画です。
アニマルパニックものですが、なかなか楽しめる作品でした。
時間も適当ですので、この手のものがお好きな人はどうぞ。
評価 6点
★★★★★★☆☆☆☆
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