ゴールデンウィーク最終日。
伸びたヒゲが良い感じになっておりましたが、明日から仕事ということで床屋に行ってきました。
もう少し歳を重ねたら、ぜったいにヒゲを伸ばしてやるのです。
で、いつもの1,000円カットだとヒゲ剃りが含まれないので、そんなときに利用している2,000円弱の床屋へ。
番号札を受け取り、携帯でネットサーフィンをしながら順番を待っていました。
「10番の方」
呼ばれたので番号札を手渡しながら、指示された席に着席。
担当は40代と思われるおばちゃん。
最初の 「10番の方」 からすでに気になっていたのですが、 この人はまるで接客業に向いておりません。
極端に声が小さく、何を言っているのかよく分かりませんし、感情というものを持ち合わせていないのか、終始無表情。(顔も声も)
私、イライラすることって人より少ないと思うんですけど、この人は完全にダメでした。
愛想って大切ですね。
「今日はどうしますか?」
「横を刈り上げて、上は2センチくらい切ってください」
私、散髪中は目を閉じています。
髪の毛が目に入るのが嫌なのと、話掛けられるのが苦手なので。(私も愛想無いな)
で、いつも通り目を閉じながら、チョキチョキの音を聞いておりました。
チョキチョキ・・・
チョキチョキ・・・
チョキチョキ・・・
やたら長いんですよ、チョキチョキしている時間が。
この時点で、イライラがドキドキに変わってきました。
「この人、大丈夫か?」 って。
チョキチョキ・・・
チョキチョキ・・・
チョキチョキ・・・
こんなに長くハサミを入れられることってないので、何が起きているんだろう という不安でいっぱいです。
感覚的には、髪の毛無くなっているんじゃないか というくらいのチョキチョキ感。
いつもは切り終わるまで目を開けることのない私ですが、あまりの恐怖に思いきって目を開けてみました。
髪の毛は無事に残っていたのでホッとしましたが、こんなに時間をかけて、まだこの状態ということは、この人、1ミリずつくらい切ってるんじゃないかという別の恐怖がやってきました。
再び目を閉じると、しばらくしてからバリカンが登場しました。
そして、このバリカンも長い長い。
バリカンなんて、長さも最初から調整できるからサッと終わるでしょ。
それが、延々とやるんです。
しかも、頭頂部も丁寧に櫛を使いながらバリカンをかけるんです。いつ終わるんだってくらい。
ようやくバリカンの音が消えて、
「長さはこれくらいで良いですか?」
目を開けると、 坊主がおりました。
メガネを取ってくれない(これもどうよ)ので、ぼんやりとしか見えず、正確なところは分かりません。それでも、これは短いんじゃないかという感じを受けました。
「長さはこれくらいで良いですか?」 と聞かれたときに 「もう少し切って」 は言えますけど、「もっと長くして」 は言えませんよね。
私は 「はい、これくらいで・・・」 と答え、メガネをかけてきちんと見たら、意外と長かったという妄想をしながら、潤んだ瞳を閉じました。
まぁ、メガネをかけても坊主だったんですが。
私の散髪が終わったとき、15番の方が呼ばれていました。
おばちゃんが私1人に費やした時間で、残りの店員2人はそれぞれ2人ずつ以上の散髪をこなしています。
感覚的にではなく、実際に遅かったんですね。
そのほかにも散髪中に気になったことは多々あったのですが、思い出すと不愉快になるのでこの辺で。
自宅に戻ると、娘たちが私の頭を指差しながら悲鳴をあげました。
のぶりん も目がテンになっていました。
明日、会社に行きたくないわー。
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