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日々思う、他愛のないことを綴ります。(2007.10-2022.12)

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運命のボタン

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運命のボタン

ベルの音で目を覚ました夫婦。

時刻は5時45分。

奥さん(Cameron Diaz) が玄関に行き、覗き窓から外の様子を伺うと、走り去る1台の車が見えました。
いぶかしながら玄関の扉を開けると、包みが1つ置いてありました。

部屋に持ち帰り、2人で開けてみると、赤いボタンが上面に取り付けられた 四角い箱 が入っていました。
ボタンは特殊な素材で出来ているらしい透明の半球体で覆われており、強引に開けることは困難です。
箱の前面には鍵穴が付いているので、鍵を入手することで開けられるのでしょう。

一緒に封筒が入っていました。

「本日 17時00分 にスチュワードが伺います」

2人共、その名前に覚えはありません。
不思議に思いながら、それぞれ仕事に出掛けました。

仕事を終えて帰宅した 奥さん
テレビを観ているとベルの音がしました。
ちょうど 17時00分 です。

玄関へ行くと、1人の老紳士が居ました。

「ノーマさんですか?」

「・・・はい」

「初めまして、スチュワードです」

握手を交わしながらも、 奥さん の表情は強張ったまま。
その老紳士 スチュワード の顔は、左半分が何かにえぐられたように 存在していなかったのです。

スチュワード は、ボタン付きの箱について以下のように説明しました。

ボタンを押した場合
・押した人が100万ドル貰える。
・見ず知らずの誰かが1人死ぬ。

ボタンを押さない場合
・何も起こらず、次の人に権利が移る

ルール
・家族以外の人間に話してはいけない。
・期限は翌日の17時00分まで。(その時間に回収に来るとのこと)

担がれているのだろうと思いながらも、スチュワードの存在が、この話が真実であると思わせます。

「では、これで・・・」 スチュワード は鍵を置いて去っていきました。

旦那さん が帰宅してから、この話をしましたが、旦那さん は全然信じていません。

「ちょっと貸して」 と言って箱を抱えると、工具箱からドライバーを出し、箱と格闘を始めました。
しばらくして、「ほら」 と、底板の取れた箱の中身を 奥さん に見せました。

「空っぽだよ、これじゃボタンを押したことなんて分からない」
「通信機も付いていないし、ただボタンが付いているだけの箱だよ」

それでも悩みに悩んで、翌日の夕方。
もうすぐで期限の17時00分というところで、奥さん が思い切ってボタンを押しました。

カチッ。

さて、スチュワード の話は本当だったのか、この夫婦の未来はどうなるのか・・・という作品。

嫌いじゃないですよ、不条理系。
ナッシング とかね。

でも、今作はあまりお勧めできないかな。
どうなるんだろうという期待感が、ろくに満たされないまま終わっちゃった感じです。

原作は面白そうだ という気はしました。

スチュワード(Frank Langella) の存在は良かったと思います。

評価 5点
★★★★★☆☆☆☆☆


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