レポゼッション・メン
高性能な人工臓器の登場で、臓器の移植待ちが無くなった未来。
但し、それは非常に高額であり、ローンを組んで買う人がほとんどです。
そして、ローンが支払えず、滞納されて3ヶ月が過ぎると “レポメン” と呼ばれる回収屋がやってきて、 強制的に人工臓器を持ち去ります。
部位によりますが、重要な内蔵器官であれば、それは 死 と直結する話です。
その回収屋の レミー を私の好きな Jude Law が、いい人をやらせたらこの人という Forest Whitaker が ジェイク を演じます。
普段は会社からの指示で、リストに載っている滞納者を追うだけですが、回収屋の中でも特に腕が良い(腕が立つ)2人は、しばしばタッグを組んで滞納者が逃げ込んでいるスラムに突撃し、一気に何十個の臓器を回収したりしています。
非常に稼ぎの良い仕事ではありますが、長時間勤務の上、逃げるのに必死な滞納者からの反抗などで危険もいっぱい。
レミー の妻は、家族といる時間を増やして欲しいと、営業(人工臓器の販売)に転向するよう懇願します。
販売員は自分に向かないだろうと思いながらも、家族のことを考えて販売員への転向を決意した レミー は、回収屋として最後の仕事に向かいました。
今回は心臓の回収。
機能を停止させるため、胸に電気ショックを与えます。
装置をセットして、スイッチを入れた瞬間、 レミー は意識を失いました。
目が覚めると、病室のベッドの上。
そして、目の前には会社の社長が笑顔で立っていて、その隣に ジェイク が居ます。
話を聞くと、装置の故障により、非常に強い電流が レミー の身体を襲ったとのこと。
「それでも生きているんだから運が良いよな」 と社長は言いながら、書類を レミー に渡しました。
意味が分からずにポカンとしていると、社長が レミー の胸に視線を移しました。
胸から管が伸びており、ベッド脇の機械へ繋がっています。
書類は人工心臓を購入するローンの契約書でした。
販売員の給料ではローンを返せないため、回収屋を続けることにして、妻と子は出て行きました。
仕事に復帰しましたが、滞納者が自分と同じ仲間のように思えてしまって回収が出来ず、ローンが支払えないまま3ヶ月が経過し、 追う側から追われる側へ と立場が逆転しました。
さて、レミー はその後どうなったのか・・・という話。(ちょっと長々と書きすぎましたね)
面白かったです。
でも、グロいので、耐性が無い方は厳しいですね。
下手なホラーよりもグロいです。
ある意味、スプラッター系とも言えそうです。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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