パラサイト・バイティング 食人草
メキシコに遊びに来ていたアメリカ人大学生の4人組。
旅行も残すところ明日で終わり。そんなときに1人の男性 マティアス と知り合います。
彼の弟が考古学者で、ここからそれほど離れていないところで、古代マヤ遺跡の発掘作業をしていて、「明日自分もそこへ向かうんだ」 という話を聞くと、4人は 思い出作りとして最高だ と同行することにしました。
翌朝、待ち合わせ場所で合流。4人組と同じように興味を持ったギリシャ人男性1名も加わり、6名で遺跡のある場所へと向かいました。
ジャングルの中をひたすら歩き、ようやく開けた場所に出ると、そこには植物の蔓に覆われた台形の建造物がでーんとありました。
その上にテントがちらっと見えます。考古学者の弟が野営しているのでしょう。
彼らが建造物を登ろうとしたとき、馬に乗った原住民が複数人登場。
手には銃や弓矢を持ち、彼らに向けていつでも発射できるよう構えながら、大声でまくし立てるように話しますが、言葉がまったく分かりません。
パーン。 (ギリシャ人男性が撃たれて死亡)
5人は慌てて建造物を登り、上に避難。
原住民は追ってきませんが、周囲を取り囲んだまま去ろうとしません。そして、時間が経つ毎に数が増えていきます。
原住民は何を伝えたかったのか、何故発砲したのか、何故見張り続けるのか。謎だらけです。
助けを呼ぼうにも 携帯は圏外 です。
それはそうと、弟はどこだ。
テントの中には居ません。建造物の上はまっ平らで、外に出ていればすぐに分かります。
中央に井戸みたいな穴がありました。
そして、中へ降りられるように、滑車つきのロープも設置してあります。
この中に居るんだろうか。
真っ暗で見えませんし、声を張り上げても返事はありません。
ピピピピ ピピピピ ピピピピ ・・・
マティアス 「弟の携帯だ!」
音は井戸の中から聞こえてきます。
マティアス 「井戸の中に降りて、弟を探してくる」
ここから本当の恐怖が始まるのでした。
B級ですけど、わりとよく出来ていたかな。
観ている側にとっての恐怖の対象は “アレ” よりも、精神をやられていく人であり、逃げ場の無い狭い空間なんかかと思います。撮影側もそのつもりで撮っているんでしょう。
評価 6点
★★★★★★☆☆☆☆
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