96時間
元CIAの男性 ブライアン の話。
仕事ばかりで家族のことを顧みず、その結果、離婚となってから数年が経ちました。
奥さんは大富豪と再婚し、17歳になった娘も不自由なく暮らしています。
ブライアンは、これまでの人生を振り返っていろいろと反省をし、娘と仲良くしたいと思う一心から、仕事を辞め、娘が住む町へ越してきました。
ある日、娘から1本の電話が。
「明日、ランチをいっしょにどう?」
「あぁ、その場所なら知っている。楽しみにしているよ」
翌日、カフェで娘を待つブライアン。
娘の姿が見え、思わず立ち上がった彼でしたが、表情が一気に曇ります。
娘の背後に母親の姿が。
「パパ、お願いがあるの」
「友達とパリに行って、美術館めぐりをしたいの」 と、娘。
母親がぶっきらぼうに書類を差し出します。
「サインしてちょうだい」
未成年の外国旅行であり、実父の承認が必要なのです。
娘とのデートだと思っていた ブライアン はショックでした。
「未成年同士で外国に行くなんて危険じゃないか?」
「ちょっと考えさせてくれ」
娘は泣いて出て行ってしまいました。
母親もそれを追いかけるように 「最低」 と一言残して去っていきました。
結局、ブライアン はサインをして自宅に書類を届けます。
条件としてパリに着いたとき、夜寝る前に連絡することを約束させて。
この後、パリで娘が人身売買をしている闇組織にさらわれてしまって、怒れる父親が大暴れする という映画です。
情け容赦無いです、パパ。
悪党を瞬殺、瞬殺、瞬殺の嵐。
協力しない場合は、善人まで傷付ける という徹底ぶり。
器物破損も知ったことかという感じ。
娘さえ無事に戻れば、あとはどうでもいいんだという考えが凄すぎです。
スッキリしたい方にはオススメしますが、衝撃にはすこし覚悟が必要です。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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