スペル
悪魔に取り憑かれた少年が、霊媒師の目の前で地獄へと引きずりこまれるシーンから物語は始まります。
時と場所が変わって、銀行に勤める若い女性 クリスティン がスクリーンに登場します。
彼女は融資の担当をしており、成績も優秀。昇進を間近に控えていましたが、行内にライバルの男性が居ます。
上司にそれとなく自分が昇進するのか、彼が昇進するのか聞いてみますが、「まだ決めていない」 との返事しかもらえません。
そのとき、上司の口から 「時には厳しい判断を出来ないとね」 という言葉が出ました。
思い返せば、自分は相手のことを先に考えてしまい、他の人よりも簡単に融資をしているかもしれない。
そんなことを考えながら席に戻ると、そこには薄汚く不気味な老婆の姿がありました。
「支払いの延長をお願いしたいんです・・・。家が取られてしまうんです。もう少しでお金が手に入るので・・・」
クリスティン は書類に目を通しながら、上司の言葉を頭に浮かべていました。
「これまでに2回延長をしていますよね。これ以上は無理です」
老婆は立ち上がり、 「これまでの人生で人に請うたことはない、しかし、今日は初めて請う」 と言い、土下座をして延長をお願いします。
しかし、クリスティン も夢の昇進が懸かっていますから譲りません。
「ダメなものはダメです。立ってください」
老婆は立ち上がったかと思うと、いきなり クリスティン に飛び掛ってきましたが、セキュリティに拘束されて外へと連れ出されました。
夜、クリスティンが駐車場で車に乗り込むと、後部座席にどうやって忍び込んだのか老婆が座っていました。
驚くのと同時に老婆が襲ってきて、もみくちゃに。
なんとか払いのけて、車外へと放り出しましたが、老婆がブツブツ言い出しました。
そして 「ラミア!」 と叫んで居なくなりました。
その後、クリスティン の身の回りでは怪奇現象が起きるように・・・という映画です。
老婆がかなり気持ち悪いですね。
怖いんだけど笑ってしまうようなところもあって、そこらへんはやっぱり Sam Raimi だなと思ったりします。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
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