私の中のあなた
「子供は両親の愛の結晶であり、偶然に生まれてくるものだけれど、私は違う」
「私が生まれたのは必然だったのです」
そういう独白から始まるこの作品。
癌に侵された長女 ケイト 。
彼女を救うためには、いろいろな スペア が必要ですが、親であっても、次男であっても、 ケイト の身体と適合しません。
そこに医師からの提案があります。
「子供を作ってみては?」
「立場上、オフレコということにして欲しいのですが、遺伝子操作を行った試験管ベイビーであれば、どの組織もケイトに適合するようにできます」
そうして生まれてきたのが末娘の アナ(Abigail Breslin)。
出産時の臍帯血から始まり、11歳になる現在までに何度も姉を救うための手術に耐え、普段も姉の世話を続けてきたアナ。
そんな彼女が質屋にも通ってお金を作り、CMで有名な弁護士を訪ねて、こう言いました。
「私を護って下さい」
「私は臓器移植を拒否します」
腎不全を起こしている ケイト の体調がひどく、早急に腎臓を移植しないと危険なのですが、それを拒否するというのです。
拒否=ケイトの死
アナ も十分理解しています。
これまで献身的に、身も心も姉に捧げてきた彼女が、何故こんなことを言い出し、実の親と裁判で戦うことにしたのか・・・。
という感じの映画です。
事前情報はほぼゼロ(出演者も知らず)で、難病の子とその家族が病気と必死で戦っていくくらいにしか想像していなかったので、意外な展開でありました。
アナ 役の子は、リトル・ミス・サンシャイン の子です。
可愛らしさはそのままに、順調にキャリアを伸ばしていますね。まったく無関係な私ではありますが、父親気分で応援しています。
評価 7点
★★★★★★★☆☆☆
http://www.youtube.com/watch?v=Wj9qUx1D9zQ
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