シャイニング
以前、TSUTAYA で手にしたんですが、怖くなってやっぱり借りるのをやめた本作。
土曜日に勇気を振り絞って借りてきました。
映像の美しさと、恐怖が同居する作品です。
山道を颯爽と走る車を上空のヘリから撮影している(と思われる)オープニングから、もうなんだか怖いのです。
すごい映画ですね、これ。(怖いという先入観 があるからかな)
険しい山の中にあるリゾートホテル。
冬の間は積雪で交通機能が麻痺するため営業はしないのですが、その間もメンテナンスは続けないといけないので、臨時に雇われる冬の管理人が3ヶ月間ホテルに篭ります。
今年、その役に申し込んだのが小説家志望で今は職の無い ジャック ( Jack Nicholson )です。
面接の際に支配人から言われます。
「外の社会とは完全に断絶されるために、その孤独感から精神に異常をきたして、一緒にホテルへ住み込んでいた奥さんと子供を惨殺した男が居たんだ。君は平気かね?」
「孤独は結構。静かな環境で、早く小説を書き上げたくてうずうずしています」
こうして冬の管理人として契約した ジャック は、ホテルが閉まる日に奥さんと息子を連れてホテルへとやってきました。
支配人にホテルの案内をしてもらい、3人だけのホテル生活が始まりました。
息子の ダニー はちょっと変わっていて、自分の指と会話をします。
ホテルへ向かう前日、指はしきりに ホテルへ行かないように と ダニー に提言しますが、1人でアパートに残るわけにもいかず、親と一緒に行くことになりました。
ホテルで出会った料理長の ハロラン は、「アイスをあげるからこっちへおいで」 と ダニー を連れ出し、二人きりになったところで切り出します。
「君も私と同じだね、他に知っている人は居るのかい?」
「いないよ」
「この能力は シャイニング って言うんだ。未来が見えたり、過去が見えたり」
「いいかい、237号室には絶対に近付いちゃダメだよ」
「なんで?何か良くないものがあるの?」
「何にもない。だから行くな」
このあたりから、 ダニー の視界に 不気味な双子の少女 がときどき現れるようになります。
中盤までは 得たいの知れないモノの恐怖 に怯え、以降は 精神が壊れていく人間の恐怖 が描かれています。
個人的にはお化けのほうが怖いのでピークは中盤でしたが、後半も十分怖いかと思います。
ダニー がホテル内を三輪車で疾走するシーンもかなりの恐怖でした。237号室のドアが少し開いてるのに気付いちゃうし。
スプラッターは生理的に受け付けないけど、怖いものは観てみたいという方には特にオススメ。
Jack Nicholson は素でも怖いし、Shelley Duvall (奥さん)の恐怖におののく顔も恐ろしいです。(こっちのほうが怖いとレビューサイトに多数の意見あり)
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
http://www.youtube.com/watch?v=Str81Wp_VI8
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