コン・エアー
先日観たファーゴ で触発されて借りてきました。
1997年の作品です。
出演者は Nicolas Cage 、 John Cusack 、 John Malkovich というそれぞれが主役を張れる人たちが居て、さらに名脇役の Steve Buscemi 、 Danny Trejo が名を連ねるという豪華な俳優陣です。
軍人の ポー ( Nicolas Cage )が、酒場で妊娠中の妻に絡んできたチンピラ達ともみ合いになり、運悪くそのうちの1人を殺してしまいます。
「正当防衛を主張しても認められないから罪を認めなさい。そうすれば1年で刑期が終わる」 と弁護士に諭され、法廷で罪を認めたところ、10年の実刑を言い渡されてしまいます。
それから10年の月日が流れ、服役を終えた ポー は重刑囚人護送機で護送されることになりました。
この護送機に乗っているのは彼と同じように殺人などの罪を犯した者ばかりですが、多くの囚人が別の刑務所へ移るのが目的で、帰宅する彼とは境遇が違います。
機内の隅には特に危険な囚人を収容するための檻があり、そこに一癖も二癖もありそうな4名がそれぞれ収監され、護送機は離陸しました。
すべてが順調と思えた護送でしたが、機内での発火(人為的)から事態は一変。
檻の4名を中心にした囚人達が護送機をハイジャックしたのです。
という映画です。
中継地点で搭乗した “37人を殺した殺人鬼” ガーランド・グリーン が良かったです。
演じたのは Steve Buscemi で、知的さと怪しさと、どことなくこちらが不安になるような、異様な雰囲気を身にまとっていました。
ストーリーにはほとんど絡まないのですが、その存在感は抜群で、少女との出会いにはドキドキした観客も多かったことでしょう。(少女が殺される!って)
最後、ラスベガスに飛行機が落ちて、ホテルに突っ込むシーンがありますが、これはCGでもセットでもなく、廃業したホテルを使用して、本当に突っ込んだそうです。豆知識ね。
長髪の Nicolas Cage に話題が集中しがち ですが、なかなかの良作だと思っています。
評価 8点
★★★★★★★★☆☆
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