ホルテンさんのはじめての冒険
とっても シュール。
真面目で愚直な電車の運転手、ホルテンさん。
退職前日の夜、同僚たちと飲みに行ったところから、おかしなことになり始めます。
とある古いマンションの最上階にある部屋で飲むことになって、みんなでぞろぞろとマンションへ入って行ったのですが、ホルテンさん はちょうど煙草を切らしていたため、ちょっと買ってくるとその場を離れます。
煙草を買って戻り、あらかじめ聞いていた番号を電子キーロックへ入れてみますが、扉は開きません。
そういえば同僚が 「接触が悪くて、強く押さないといけない」 って言ってたなと思い出して、力を込めて押しますが、それでも開きません。
その場から数歩下がって、マンションの上を見上げます。
マンションは老朽化のためか、外壁工事の真っ最中。マンションの周りは工事に使う足場で覆われています。
ホルテンさんは覚悟を決め、その足場を辿って最上階を目指します。
静かなお話。
とくに盛り上がるところもないので、その点はどうかと思いますが。
迷子の警察音楽隊 とか、山の郵便配達 とか、それらとちょっと通じるものがあるかもしれません。
評価 5点
★★★★★☆☆☆☆☆
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