昨日、のぶりん家 に せーちゃん を迎えに行きました。
お昼ご飯を食堂で食べて、それから1,000円カットに寄って。
のぶりん と せーちゃん はお昼前から外出していて、まだ家に戻っていないということだったので、暇つぶしに 香りの博物館 へ入ってみました。
現在開催中の企画展示は「和香の灯り展」(300円)です。
券売機に1,000円を入れてチケットのボタンを押すのですが、発券されません。
おかしいなと思いながらも、辛抱強く、何度も押していると、受付のお姉さんがやってきました。
今、つり銭が切れていて動かないとのこと。
事務室で券とお釣りの700円を用意してくれました。
ここは広くないので、見てまわるだけならすぐに済んでしまいます。
私はじっくり、展示物とその脇に掲示された解説書をひとつひとつ読んでいき、30~40分かけて企画展示を見終わりました。
続いて常設展示コーナーへ入ったとき、のぶりん から家に着いたとメールが入っているのに気付きました。
じゃ、そろそろ行くかと下へ向かう階段の前まで来たときに
「学芸員によるガイドツアーを行います」
との声が。
以前の私ならそのまま帰ったところでしょうが、今の私は違いますからね。
声のほうに近付いていって、参加してきました。のぶりん には少し遅れると連絡しました。
予習バッチリだったので、学芸員さんのお話もよく分かりましたし、掲示されていない蛇足的(というと失礼だ)な情報も、楽しく聞くことができました。
ゲームのことを書くときに「キャラ」って、言葉をよく使うのですが、変換するといつも「伽羅」って出るんですよね。
「伽羅」って何さと思っていましたが、香木の種類のひとつだそうです。
沈香(じんこう)種の一種で、ベトナムのごく一部でしか採取されない最高峰の香木。古来よりその価値は金に等しいとされてきたほどのものです。
その後、行われた聞香(もんこう)体験で、伽羅と佐曾羅の香りを楽しみました。
他にも
清浄華院に伝わる泣不動のお話。
弟子たちは必死になんとかしようと、かの有名な陰陽師の阿部晴明に相談を持ちかけます。
晴明は、「師の代わりに病を引き継ぐものがいれば命は助かる」と言いましたが、それは代わりに死ぬということ。誰も立候補できません。そんな中、若い弟子の1人が立候補します。
晴明により病を受け取った弟子は、もがき苦しみます。ただ1つの心残りは、親孝行ができなかったこと。そんなことを考えていると、普段から信仰していた不動明王が同情して泣き、弟子の病を引き取ったという。
護摩壇のお話。
上記のような理由により、芥子は麻薬取締法によって栽培が禁止され、護摩でも使用されていない。
いろいろ面白かったです。
ちなみに30名くらいのお客さんが参加しましたが、見た目の平均年齢は60歳くらいでした。
その中に入ると私はダントツに若かった(自慢じゃないよ)ので、ちょっと浮いていたかも。
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