第44回スーパーボウルが昨日行われました。
初出場のニューオリンズ・セインツと3年ぶり3度目の優勝を狙うインディアナポリス・コルツの対戦です。
昨日も書きましたが、私はセインツの応援をしました。下馬評はコルツ有利。
この試合、QB(クォーターバック:パスを出す人)の対決にも注目が集まりました。
セインツのブリーズはシーズンのパス成功率70.6%とNFL新記録を樹立。
コルツのマニングも高いパス成功率(68.5%)を誇り、4回目のシーズンMVPを獲得。
ちなみに私はルールがよく分かっていないのですが、 試合前に競技の基本ルールが表示されたり、試合中も都度、スーパーが出ましたし、実況と解説の人がいろいろ説明してくれたので、ルールに苦しむことなく楽しめました。
「15プレイは相手の出方を見る」
セインツのペイトンHC(ヘッドコーチ)は、事前にそう言っていたそうです。
それがメディアの知るところになったため、もしかしたらわざとメディアに洩らし、操作することで自分達に有利な作戦を立てているのでは・・・と、解説の人は疑っていました。
試合はすでに始まっているのです。
1Q。
コルツがFG(フィールドゴール 3点)とTD(タッチダウン 6点)、その後のキック(1点)で快調な滑り出し。
1Q終了時、0-10 のビハインド。
本当に様子を見たようです。
私は、この時点で、もう、ダメかと思いました。
2Q。
セインツが2度のFG(3点x2)を決めました。
2Q終了時、6-10 と少し追い上げ。
3Q
先の発言とそれを実行する(普通に考えたら1Qだけでも落としたくないでしょう)ところから、ペイトンHCって、かなりの勝負師だなと感心していたら、3Qの開始にまたまた仕掛けてきました。
クォーターの始まりは自陣から相手陣地へボールを蹴り込みまして、それをキャッチした相手選手がそこから攻撃を開始します。
ですからできるだけ相手陣地の奥深くへ蹴り込み、そして、キャッチした選手を止めるのも、1ヤードでも奥が望ましくなります。
それができないと、攻撃の開始地点が自陣近くとなり、TDされる危険性が増すのです。
3Q開始のとき、セインツはいつものようにボールを蹴りこむのかと思いきや、 自分たちの目の前にちょろんと蹴りました。
こんなところでミスキック!
うわぁと思っていたら、これはオンサイドキックというもので、味方がボールをキャッチし、そこから攻撃を始めることができるそうです。
失敗すれば本当に自陣近くで相手の攻撃に切り替わるわけですから、かなりハイリスクな作戦です。
ボールが飛んだ先で、人間の山 ができました。
15人くらい積み重なっていたように見えます。
キャッチしているのはどちらのチームか。
審判が上から1人ずつ、倒れこんでいる選手たちを剥がしていきます。
残り数人になったところで、審判がコルツ陣地を指差しました。
攻撃方向がコルツ陣地になるということ、つまり、セインツの選手がキャッチしていたのでした。
この攻撃でセインツはTDとキックを成功させて逆転(13-10)。
しかしながら、コルツも反撃してTDとキックを決めて再逆転(13-17)
セインツはFGで3点追加。
3Q終了時、16-17 の1点ビハインド。
4Q
波に乗るセインツはTDを決めて6点追加。
トータルスコアを22-17とし再逆転。
ここで勝負師、ペイトンHCが賭けに出ます。
TD後、キックで1点追加するというのが確率も高くて王道ですが、ここで2点追加するためのコンバージョンを選択。
残り数ヤードのところから、再度TDを決めると2点が加算されるお得なシステムです。
但し、キックに比べると確率はやはり落ちますし、実際に2Qで試みて失敗しています。それをこの4Qに再度選択しました。
結果、審議となる微妙なプレイながらも、見事に成功し、2点を追加(24-17)。
コルツの攻撃。
QBマニングのパスをセインツのポーターがインターセプトし、そのまま74ヤードを激走してTD。
キックで追加点を上げて、スコアは 31-17 に。
残り時間少ない中、コルツも反撃を試みますが、力及ばず。
セインツが初出場初優勝を飾り、スーパーボウルのタイ記録となる32回のパスを成功させたブリーズがMVP。
ちなみに0-10からの逆転劇もタイ記録。
Kハートリーの40ヤード以上のFGを3本成功は新記録。
他にもいろいろ書きたいんですが、疲れたので終了。
興味ある人、いないだろうし。
(ここ見てる人の中には)
でも、アメフト、面白いぞ。
スーパーボウル ハイライト
金がセインツ、青がコルツ
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