ベイビー・ママ
バリバリのキャリアウーマンで、部長職の37歳独身女性が主役。
これまでの人生は仕事一筋でやってきましたが、急に街中の赤ちゃんたちが自分を見ているような気分になり、子供が欲しくてたまらなくなってきました。
初デートで 「すぐに結婚して子供が欲しい」 と言って相手をひかせるくらい、その想いは強くなる一方。
相手を選んでいたら埒があかないと、今度は精子バンクを利用するものの、これもうまくいかず、産婦人科医に相談すると 「子宮の形が悪く、妊娠の確率は100万分の1です」 と言われる始末。
そこで行ったのが、代理母を斡旋している会社。
自分で産むことができないのなら、卵子を提供して代理母に産んでもらうと決断したのです。
数日後、代理母候補の女性と、その内縁の夫が自宅にやってきましたが、本当に厳しい審査をクリアしたのかと疑うほど、この2人は自分と住む世界が違いました。教養もお金もなく、荒れた生活をしている模様。
それでも、自分の夢はこの2人(特に女性)にかかっているのは間違いの無い事実であり、代理母を依頼し、出来る限りの協力をしていくことを誓いました。
2週間後、無事に妊娠したという連絡が入って、天にも昇る気持ちに。
それから少したち、代理母が大きな荷物を抱えて自宅にやってきました。
内縁の夫と大喧嘩をして出てきたとのこと。
大事な赤ちゃんを身篭っている彼女を追い返すわけにもいかず、一緒に生活をすることになります。
世界の違う2人が、うまく共存していくことができるのか・・・そんな映画。
この映画は、もう1つ見所があります。
実は、妊娠したっていうのは嘘なんです。
毎月支払われるお金が欲しくて、嘘をついたのです。
さらに2転3転ありますが、観てのお楽しみ。
最初はお金が欲しいだけだった代理母が、出産を心待ちにしている依頼主に対して、だんだんと申し訳ない気持ちになっていく様子も良かったし、依頼主が好意を持ち始めた男性が、代理母などけしからんという考えを持っているのを知って苦しんだりと、けっこう面白かったです。
評価 6点
★★★★★★☆☆☆☆
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