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日々思う、他愛のないことを綴ります。(2007.10-2022.12)

ボクシングのイメージ画像

マニー・パッキャオ vs ミゲール・コット

つい先日までタイトルがかかっていなかったはずなんですが、いつのまにかタイトルマッチとなっていました。

WBO世界ウェルター級タイトルマッチ。
チャンピオンはミゲール・コットで、パッキャオが挑戦者です。

プロモ的なもの。

体重測定

以下、ネタバレするので、試合をこれからご覧になる方はご注意ください。

パッキャオはライトフライ級(約49kg)からキャリアをスタートさせ、そのひとつ上のフライ級(約51kg)で初めての世界タイトルに輝きます。
その後、スーパーバンタム級(約55kg)まで一気に3階級上げて、ここでも世界タイトルを奪取。
さらに階級を上げて・・・を繰り返して、今回の試合までに4階級で世界チャンピオン(アジア人初の快挙)となっています。

今回はウェルター級(約67kg)です。
デビューから18kgもウエイトを増やしています。

そこらへんは、ある意味、私と一緒ですが、彼はダラダラと生活した結果のウエイト増ではなくて、プロボクシングの世界で、しかも常に強い相手を求めて戦い続けている身ですから、ちょっと違いますね。

ミゲール・コットは、攻防兼備の実力派。
特にディフェンス力に優れた選手で、彼自身も2階級制覇をしている猛者です。
戦績は、35戦 34勝 27KO 1敗。素晴らしいレコード。

今回はさすがに難しいと思いました。
ミゲール・コットは、刺青がイカツイし。

しかし、終わってみればパッキャオの圧勝。

スタート直後は、コットのジャブやボディ攻撃、パワーのある身体に劣勢になる部分もありましたが、3回にタイミングでとったダウン(ダメージなし)があり、さらに4回には打ち合いの中でのアッパーでダウン(これは効いた)をとりました。

その後、コットはアウトボクシングに切り替え、かなり距離をとりだしました。
パッキャオが詰めてくると足を使って離れ、お互いにパンチの届かない距離をとります。
勝つ気ないんですか というくらい。

そのあまりに露骨な戦い方に、wowowの解説の人から 「逃げーる・コット」 と呼ばれる始末。

12回になり、このまま逃げ切るんだろうなと思っていると、パッキャオの左が顔面をとらえて仰け反ったところにレフェリーが割り込んで試合終了宣言。
レフェリーも痺れを切らしていたんでしょう。

試合終了後の両者の顔を見ると、パッキャオは試合前とほとんど変わらず。
コットのほうは、腫れまくりで、目の上や鼻からの出血もあり、別人のようでした。

ということで、5階級制覇を達成したパッキャオ。
階級を飛び越しての5階級制覇というのは、史上初だそうです。

常にビッグマッチを組み、予想以上の結果を出してくれるパッキャオ。
強い相手を求めて戦う様は、勇気を与えてくれます。

いずれ止まるときがくるのでしょうが、今しばらく楽しませてくれそうです。


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